第10話 北山修視点

食堂がザワザワしてきたので俺は、大浴場に連れて行った。

出来れば連れて行きたくなかったけど、、、



大浴場は、まだ時間外なので人は、まだ居ない。


天は、また

「すごいなー」

「広いなー」

などいろいろ言っていた。


俺は

「ここの大浴場は、階によって時間が振り分けられてるから、、俺らは、8時からだな」

っと言った。


天は、頷いた。



でも、天をここに連れてきてしまうととても危ない!

天の場合、絶対に飢えた狼におそわれてしまう。そうならないように言っておかなくては!



大浴場の浴槽を見ている天に


「ここの大浴場は、地下から温泉を引いてるからとても人気なんだ!

でも!!

天は、1人で行ったらダメだからな!

絶対に!!!

行くなら絶対に俺と一緒に行くからな!

絶対だからな!

(なるべくなら行って欲しくないけど、、、)」




おっと

つい本音が漏れてしまった。

聞かれなかったらいいけど、、、





すると天は、俺の言った声は聞こえなかったのか

「わかりました!行く時は、絶対に修先輩誘いますね!!」

っと言った。




なんか俺が言ったこと全然わかってない気がするけど、、、



でも!

俺が絶対に天を守ってやるからな!



俺は

「よし!」

と言って、天の頭をわしゃわしゃと撫でた。



天の頭小さいなー

俺の手が大きいせいか小さく感じるなー

そして、髪の毛がくるくるだからふわふわしてて、子犬みたいで可愛い!



天は、にこにこしていて少し頬を赤らめた。




よし!

寮内の案内も済んだことだし、そろそろ部屋に戻るか!



俺は、天に

「じゃあー部屋戻るか

まだ部屋の説明をしていなかったな」

と言って部屋に戻った。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



部屋に戻って

部屋の説明をしなければ!




部屋に戻る廊下で突然天がきょろきょろし始めた

きっと、ここに持ってきたダンボールを探しているのだろうか?



俺は、

「天のダンボールに入っている荷物は、俺が部屋に運んでいるから安心してくれ」

っと言ったら。


「わざわざありがとうございます

重かったのではないですか??」

っと天は、言った?



そんなに重かったか??

もしかしたら天が、持ったら重いかもな


俺は

「いや、そんなに重くなかった」

っと言った。



天は、

「ほんとですか??

僕が持った時すごい重くて、部屋の先輩に迷惑になるかもしれないって思ったんです。」

と言って腕を捲って腕の筋肉を確認していた。

ほんとに細いな

確かに天が持ったら重いかもな



俺は、

「そんなこと気にしないでくれ!

困ったことがあったらなんでも言うんだぞ!」

っと言った。


天は、

「修先輩!ほんとうにありがとうございます!」

っと言った。




それから俺は、部屋に着いて部屋の説明をしなければ!


「さっ!部屋に着いたぞ

廊下を進んで手前が俺の部屋でその奥が天の部屋だ。そしてその向かいが、各部屋に着いている風呂場と、その隣にトイレがある。そして廊下を抜けた先がリビングになっている。」

っと説明をした。



天は、俺の部屋以外を全て回って、うわぁーっと声を独り言をいっていた。



リビングについたところで



「ここは、俺と天の共有スペースになっているリビングだ。食堂でご飯も食べられるけどキッチンで作って食べてもOK!

今度俺が料理を作るけど、天は何が食べたい?」

と話した。





すると天が

「えっ!修先輩料理作れるんですか?すごいですね!!僕全然料理できないんですーほんとになんでもいいんですか??じゃあー僕は、ハンバーグが食べたいです!

僕も手伝ってもいいですか??」

っと言っていた



嬉しいー!!!

手伝ってくれるとか!

嫌なわけないだろ!



俺は、

「もちろん!!

天も手伝ってくれるのか??

それは助かる!

これは作りがいがありそうだ!」

っと言った




天は、

「はい!!

では、今度ハンバーグ一緒に作って食べましょうね!」




俺は、

「おう!」

と言った!



楽しみだなー!

今度スーパー行って材料買ってこよ!


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