第7話 北山修視点
俺は、鳳学園に通う2年生だ。
俺の父親は、大手企業の社長だ。そして母親は、父の秘書をしている。
両親の会社は、王手半導体メーカーの会社である。両親は、とても忙しく家には、ほとんど帰ってこない。
俺は、この家の長男で、いずれかは、この会社を継ぐことになる。
でも、俺には、夢がある。
その夢のために、親に反抗して、家を出た。
鳳学園だと、学歴もいいし
大手企業の子供がたくさんいる。
両親は、渋々ここの入学を許可した。
ここは、全寮制せいで親元を離れることができた。
しかし、1つ心残りがある。
俺には、10歳離れた弟がいる。
俺は、よく弟の世話をしていた。
両親が忙しく、代わりに世話をしていた。
弟は、俺とは、反対でとても可愛く、甘やかしてしまう。
弟のために、料理も覚えて一生懸命努力した。
いつも「美味しいよ!お兄たん♡」って言って
くれるからとても作りがいがある。
しかし、俺は、両親に反発して家を出た。
弟には、
「お兄ちゃんは、当分お家に帰らないで学校に行くことになったんだ」
と話した。
弟は、
「えっ?お兄たん帰ってこないの?いつ帰って来るの?」
っと言った。
弟には、「うん~いつだろう」と曖昧に伝えた。
弟は、
「わかった、、、」と悲しく答えていた。
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出発の日
弟と俺がいない間弟のお世話をしてくれるお手伝いさんが見送りに来てくれた。
鳳学園は、車で2時間半かかる。
俺は弟に
「いい子にしてるんだぞ」
と言って、弟の頭を撫でた。
弟は
「いい子にしてるから早く帰ってきてね」
と言った。
車に乗って、窓を開けて
「行ってきます」
と言って、弟に手を振った。
車が出発した瞬間
「お兄たん、行かないで!!行かないでよ!!」
と弟は、言って大声で泣いていた。
追いかけようとする弟を止めるお手伝いと泣いている弟の姿がだんだん小さくなっていった。
僕は、弟の気持ちを深く考えていなく、弟の内面の気持ちを気にしようとは、思わなかった。
今頃弟は、俺のことを裏切り者だと思っているだろうな。
鳳学園では
先輩後輩のペアで寮の部屋を使う。
俺は、あまりになってしまい、同室の先輩がいなかった。
1年間は、特に誰とも関わらずに暮らしていった。
2年生になった時、寮に後輩が来ることになった。
彼の名前は、天崎天という名前だった。
どういう子が来るんだろうととてもソワソワしていた。
うるさい人だったらめんどくさいなとか考えながら。
そして
ピーンポーン
とインターホンがなった。
最初のイメージがいいように、
元気よく
「ようこそ後輩くん!」
と言った。
そこにはいたのは
天使のような子だった。
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