情景がとてもリアルに描かれています。
公園やカラオケなど、身近に感じられるものに感情を映し出す描写は、読み手の日常にも形を変えて潜んでいると思います。
そんな中、私はボイスレコーダーのシーンが印象に残りました。
いくらでも偽装してしまえる物。
現代のネット社会にも通ずるものがあるのでは無いでしょうか。
ボイスレコーダーの内容の真偽は作中描かれていないので定かではないですが、直ぐに信じてしまう主人公の切羽詰まっている感情。
一女性目線として、彼女はやはり主人公を一途に “最後まで愛してた” のではないかなと、とても切なくなりました。
読み手の想像力を掻き立てる、とても印象に残る作品でしたので、初レビューさせて頂きました。
長々と失礼致しました。
頑張ってください。