14 報告

僕らが考えた、給食ガチ勢委員会はなんと決勝戦を突破した。

先生からそのことを知ったとき、みんなが選んでくれて、応援してくれていると思うと嬉しくて、涙が出そうになった。


僕と颯季は、放課後先生に呼ばれ、カウンセリングルームで、厳選された意見をいくつか見せてもらった。

「いつも作ってもらっている給食についてもっと知れたら、と前から思っていたから、凄くいい委員会だと思った。」

「給食は好きだけど、好きじゃない子とかもいるから、その子たちに魅力を知ってもらいたいし、新たに給食について学びたい。」

「なんか、新しい発想だなと思った。面白そう!」

などの好評意見が多くあって、嬉しかった。


ただなかには、

「何故、今回給食をテーマにしてこの委員会にしたのか詳しく説明されておらず、この委員会を作る意味がよく分からない。」

「これは委員会じゃなくて、趣味で調べる奴だと思った。」

といった意見もあった。


「それで、これからの話なんだか…」

一通り読み終えた僕らに先生が今後の説明を始めた。

「校長先生への確認があるが、これは流石におかしいだろということがない限り通るから、この委員会なら大丈夫だと思う。その次の朝礼で、活動許可証をもらい、仮委員会として活動してもらう。」


「だか、実はな…」

そこに隠されていたのは、前代未聞の衝撃な事実だった。

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