妹の友達・・・あれ?休みは?
・・・助けてくれ。本当に・・・助けてくれ。色んな意味でしにそうなんだが?
「ふふんっ、颯さんの匂い・・・はぁああぁぁっぁあっぁぁっぁああ///」
「・・・」
これ、どうすればいいんだろ?腕を絡まれて匂いをかがれて蕩けている涼音さんの表情を見て理性が割れていく音が何回もして言ってはそれを耐える賢者が総動員して全面戦争を仕掛ける。
「あ、あのぉ~・・・」
「えへへぇ・・・えへへぇ~///」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これ、思考放棄して身を任せてもいいかな?
そうして、脳内の思考回路を消滅させて俺は、表情がとろっとろの涼音さんに引き連れられて様々な店に連れていかれる。そして、事件は起こったのだった。
それは、彼女が自我を取り戻しオレとようやくまともに話せるようになったころだ。
「あ、あの~颯さん。」
「うん、何かな?」
「私の・・・下着・・・選んでくれませんか?」
「・・・・はい?ちょっと、もう一回言ってもらって良いですか?俺、耳少し腐ってしまったぽいので?」
「じゃあ、ここで大声出して、私が大恥搔くことになりますけどいいですか?・・・わたしのぉ!!!!」
「あぁ、すとっぷ!・・・ストップ!!!!分かった!分かったから!!行きますっ!!」
「ホントっ!!やった・・・。」
・・・うん、俺は涼音さんの掌の上で踊らされている気がするんだけど、この気持ちは何処にぶちまける場所があるのでしょうか?(次回は閑話のため無理です。)
( ^ω^)・・・うん。オワタ。俺は色んな意味で負けるかもしんない。
結果・・・・
「その、どう、でしょうか?」
「・・・」
負けました。いや、抵抗できないんよ。断ろうとしたら上目遣いで泣かれそうになったし・・・どうやって断ればいいんだ?あっ、できないから今こうなっているのか。
「その・・・黙られると・・・困るのですけど・・・」
「あっ!・・・そのぉ~・・・メッチャいいです。」
「・・・そのぉ~直接的に言われても・・・その、恥ずかしいです///」
いや、無理です。語彙力の無い俺に対してその解答をされてもな・・・困るだけなんですが・・・誰か、ホントに助けてくれ。
そうして、てんやわんやと買い物は続き、すっかり夕方を迎える。
「ふぅ~。時間かな。」
「あっ、そのぉ~・・・ありがとうございました。」
「良いよ、別に。まぁ、妹に後で説教はあるけど。」
「ふふっ・・・面白いですね。やっぱり。」
その時の彼女の姿は夕日に髪がなびいて綺麗に見えた。
「また、休みの日に会ってくださいね。」
「あぁ、そうだな。」
一つ下の妹の友達との不思議な関係ができた。ちなみにこの4年後結婚することになるとはまだ誰も知らない。
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