別の教育

@nabashinogawa

別の教育

漫才;別の教育

漫才師;天カイザー(架空のコンビです)

色々と影響を受けている部分がありますが、初心者なのでお手柔らかに…


ボケ「どうもー、お手堅にお願いします」

ツッコミ「柔らかくしてもらえよ」

ツッコミ「どうも天カイザーですよろしくお願いしますー」

ボケ「僕ですね最近数学にはまってしまいまして」

ツッコミ「はえーそうなんだ」

ボケ「数学って言っても高校数学とかじゃなくて大学数学でして」

ツッコミ「すごいじゃん」

ボケ「もう証明のレベルが段違いでしてー、1+1が成り立つことを証明せよとかがあるんですよー」

ツッコミ「1+1!?すごいなぁー」

ボケ「でしょー?そんなん証明すんのーってね、1+1が田んぼの田なんて当たり前のことでね」

ツッコミ「ちょちょ待って」

ボケ「わざわざ証明しなくてもってってねー」

ツッコミ「2!2!2!」

ボケ「え?」

ツッコミ「2だよ!」

ここでチョキのポーズ

少し間を置いて

ボケ「ポン!(パーを出す)」

ツッコミ「ジャンケンじゃねーよ!(叩く)」

ツッコミ「後出しジャンケン負けるやつが数学語んなよ」

ボケ「えでも俺田んぼの田って学校の友達に教えてもらったけど」

ツッコミ「からかわれてたんだよお前」

ボケ「親からもそう教わったし」

ツッコミ「親まで?」

ボケ「担任の先生からも塾の先生からも渋沢アダムからもそう教わってきたのに」

少し間を置いて

ツッコミ「…別の教育受けてんな」

ツッコミ「俺らのとは」

ボケ「えーまじ!?」

ツッコミ「申し訳ないけどお前は日本の教育カリキュラムに限りなく近いんだけど限りなく違うものを受けてきてる」

ボケ「ええ…」

ツッコミ「お前が数学の話したい気持ちは分かるけどお客さんはお前が受けてきた教育について知りたいと思うからさ、それについて話そうぜ」

ボケ「グッっっ、あぁっっ!静まれ…俺の中の数学の神ピタゴラス」

ツッコミ「暴れてんのお前ん中のピタゴラス!?」

ボケ「(ピタゴラスイッチのメロディーにのせて)許すまじ♪」

ツッコミ「怒ってんじゃねーかよ!静めろよちゃんと責任とって」

ボケ「え?でも許すまじってまじで許すって意味だよね?怒ってなくない?」

ツッコミ「あぁ別の教育受けてる!」

ボケ「これも違うの!?」

ツッコミ「そうだよ許すまじっていうのは許さないって意味なんだよ色々違うよ」

ボケ「えーそんなーこれも学校の友達、親、担任の先生、塾の先生、渋沢アダムに教えてもらったのになー(落ち込んだ感じで)」

ツッコミ「なんか可哀想に思えてきたな…」

ボケ「えじゃあさあ家庭科でジャイアンシチュー作んのは?」

ツッコミ「作るかんなゲテモン」

ボケ「美術でバンクシーの作品のレプリカ作んのは?」

ツッコミ「10代のガキにやらせんなそんな恐れ多いこと」

ボケ「給食にA5ランクステーキが出るのもないってこと!?(焦った感じで)」

ツッコミ「それは羨ましい!初めてその教育を受けてみたいと思った瞬間だよ二度とそんな時来ないだろうけど」

ボケ「嘘だろ…じゃあ俺が今まで学んできたことって…」

ツッコミ「知的財産になれないできぞこないのクソ知識だな」

ボケ「ッッフザケンナ!堪忍袋のへその緒がキレキレ爽快だ!」

ツッコミ「ギリ文学者の表現やめて」

ボケ「なんで…なんでだよ…俺の時間返せよぉ…」

ツッコミ「まじで可哀想だなこいつ、文部科学省助けてやれよこいつを」

ボケ「許さねぇぞ…学校の友達、親、担任の先生、塾の先生、渋沢アダム!!!!」

少し間を置いて

ツッコミ「言わなきゃダメかなー…」

ツッコミ「渋沢アダムに言及しなきゃダメかなー」

ボケ「え?」

ツッコミ「いや俺もさ渋沢アダムって誰だよって言おうとしたけど実在の人物の可能性も捨てきれなかったから立ち止まったのよ、でももう無理だわ」

ツッコミ「誰だよ!渋沢アダムってよ!」

ボケ「えこれはみんな知ってるはずだけどなぁ」

ツッコミ「知らねえよ耳が拒むよ聞くのをよぉ!」

ボケ「あれだよ実技だよほら」

ボケ「学校に渋沢栄一のクローンとアダム・スミスのクローンが送られてきてさ、それを片方渋沢栄一、もう片方をアダム・スミスでツギハギのキメラ人間を作るってやつだよ」

ツッコミ「道徳でも別の教育受けてんのかよ!もういいよ、ありがとうございましたー」

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