わたしの推しがうる星やつらでなかったら多分ほんとうに自殺していた

 うる星やつらのTVシリーズは4年半も続いてくれました。


 今は非公開としているわたしのエッセイに以前書かせていただいたのですけれども、わたしはうる星やつらがオンエアされる水曜の夜までとにかく生き延びようとして毎日を過ごしていました。


 何から生き延びるかというと、いじめ、です。


 うる星やつらはラブコメです。

 そして友引町はわたしにとって現存するも同然でした。漠然と東京であるという前提で観ていましたし、事実東京へ行けば何かほんとうに友引町があってあたるくんやラムちゃんが街中をかけずり回っているような気がしていました。


 おかしいでしょうか。


 おかしいという自覚はあります。


 けれどもうる星やつらの一番すごいところは


 そのリアリティだと思うんです。

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