第6話 サボテン
警察署を出た後、一旦会社に戻ることにした。
結局ヤクザ風のイケオジのことは警察に尋ねてもわからずじまいだったが、それはそれとしてキャバクラのリフォーム相談伺の結果を担当社員に伝えなければならない。
最寄りのバス停を目指し、整備された広い歩道を歩く。平日の昼間だからか、あたりを歩いているのはスーツ姿の男性が多かった。デパートの紙袋をさげた高齢者もちらほらいる。この警察署はビジネス街とデパートのある繁華街、そして盛り場である新陶の三点が交わるところに建っており、それが歩行者の姿からも見て取れた。
バス停に到着し、買い物帰りのお年寄りたちと並んでベンチに腰掛け、新陶行きのバスを待っていたら、私のスマホが鳴った。知らない番号だが、お客さんかもしれないので出てみた。
「もしもし」
「樋元か?」
さっき別れたばかりの
「マル暴に問い合わせてみたぞ。やっぱり組は関係ないみたいだ」
「えっ! もう動いてくださったんですか。それもマル暴に問い合わせしていただけるなんて感激です」
あれから30分も経っていない。先﨑さんはきっと生活安全課の受付業務なんかやらずに刑事になりたいんだろうなあ。物騒な話が大好きっぽいもんな。
「あと、屋敷の住所もデータベースで調べたけどヒットしなかった。一応カタギの住宅ってことになってるな」
「カタギ? 本当ですか。インターフォンも表札もなくて監視カメラだけ大量にある家なんてヤクザじゃないなら何ですか。怪しさしかないですけども」
「防犯意識の異様に強い人とか? 大金持ちには変わった人も結構多いぞ」
あの鮫のような瞳――ただの大金持ちだとはとても思えないのだけれども。でも、警察が言うのだから間違いないのだろう。
「じゃあ、イケオジはただの大金持ちのチンピラってことでいいんですね」
なんとなく変な空気を感じて、あたりを窺った。どういうわけかベンチに座っているのは私一人だけになっている。さっきまでたくさんいたお年寄りはどこへ。警察署の最寄りのバス停で物騒な話をしているから、怖がられてしまったのだろうか。
今さらという気はしたけれど、一応口元を手で覆うようにして小声で先﨑さんに念押しした。
「ヤクザじゃなくてチンピラで間違いないんですね」
「現時点では、そうだ」
そっか。じゃあ、私はあのイケオジから100万円を取り返さないといけないってわけか。つらい。
「うう、わかりました。教えてくださって、ありがとうございました」
私が電話を切ろうとした気配を感じたのか、先﨑さんは慌てた声を出した。
「待て、まだ切るなって。そいつ、ヤクザじゃないけどヤクザを騙って金を騙しとっているから引っ張れるぞ。被害者の学生に言って、警察に相談させてくれよ。詳しい事情が聞きたい」
警察に相談。きっとそれが一番良いのだろう。しかし、うちとしてはそうもいかない。警察が動いて、犯人逮捕ということになれば資金が凍結されてしまうから、早田さんがお金を取り戻すのに時間がかかってしまう。ヘタしたら取り返せないことも十分あり得た。
上司の鈴のような声が、幻聴のように私の脳内で響く。
「ノゾミン、やることはわかってるわよね? 警察が動く前にお金を確保しておくのよ~」
私みたいな人間を雇ってくれて、なおかつ水が合う会社なんてそうそうない。ユウゲキをクビになっては困るのだから、やるしかない。
「警察に相談はちょっと無理かもです」
「あー、そうか。滞納しているとかいう家賃を取りにいく気か」
呆れたような声。ああ、バレてた。
「ほんとおたくは金のことばっかりだな」
うちの苦労は勝ち組の公務員にはわかりませんよーだ。
「あまり危ないことはやるなよ。ああ、それから、この電話は俺の携帯からかけてる。ちゃんと番号を登録しておけ。なんかあったらすぐ電話してこい」
それは私を心配しているというよりも、「面白そうな話には俺もまぜろ」と言われている気がした。
夜8時。
新陶のキャバクラの営業が始まるのと同時に、路地裏のネズミとハエとタバコの吸い殻は闇に隠され、盛り場はネオンに煌めく光の都へと変身する。
キャバクラの客席はまだ埋まらない時間帯だが、通りはすでにたくさんの人で賑わっていた。夜の世界を楽しみにきた男性だけでなく、仕事帰りと思われる女性グループも多い。これから食事や飲み会、合コン等々、それぞれの目的地に向かうのだろう。
そんな中、私は目当ての店を目指して歩いた。
今夜はバカラ会場を突き止めるつもりだった。
場所がわかれば不動産所有者がわかる。そこを辿っていけばお金回収のヒントが得られるかもしれないのだ。
もっとも、個人的にはあのイケオジはなんか怖いから回収に対してあまり乗り気ではないのだけれど。
あの鮫のような目――夜の街で働いて培った勘が、あの男は危険だと私に告げていた。
でも今後もユウゲキ不動産で働き続けたいのなら、逃げることはできないだろう。ヤクザじゃないなら金をぶんどってこい、上司はそう言ったし、多分社長もそう言う。うちはそういう会社なのだ。
私は今のところ、会社を辞める気なんてない。だって別のところに転職しても、人間関係でつまずくのがわかってるし! ユウゲキみたいに私が自由気ままに働ける会社なんてそう簡単に見つかるとは思えない。
なら、ここで踏ん張るしかない。大丈夫、イケオジはヤクザじゃない……はず。
「あ……」
そのとき、前方からやってくる女性と目が合った。見知らぬ女性だが、彼女のほうは私を知っているようだ。どこか猫を思わせる大きくて切れ長の瞳がしっかりと私を見ている。
派手なメイクをして、大きなスリットの入ったタイトなワンピースを着ている彼女は、おそらくキャバクラに勤めているのだろう。いわゆるキャバ嬢の間ではユウゲキはそれほど有名ではないと思うが、同じ街で生きている者同士だ、知っている人がいないわけではない。
ゆるくウェーブのかかったミルクティー色の長い髪は、彼女が歩くのに合わせて弾むように揺れていた。
このまま歩き続けるとすれ違うことになる。
彼女は、一瞬どうしようか迷うような顔をしたあと、視線をそらした。無視することに決めたようだ。私はすれ違う直前に会釈したが、彼女は気づかないふりで去っていった。
少し胸が痛んだが、仕方のないことだと受け入れている。
この街では、キャバ嬢やホストでユウゲキを知っている人は、私を無視するか、もしくは過剰なほど愛想良くするのが普通だ。つまり私は彼らの仲間として認められていない。
ユウゲキの人間である私は、店長やオーナーたちにちやほやされている、ように他人からは見えることだろう。ノゾミンなんて呼ばれて調子に乗っている嫌な女。金を取り立てる側。現場で働く人々からどう思われているか、それを忘れないようにしたいと思う。自分が思い上がらないように。寂しいが味方ヅラしてひんしゅくを買うよりマシだと思う。
まあでも偽善者ぶるのも気持ち悪いし、あまり深刻に考えないようにしようっと。こんなことをうじうじ考えるより、あした食べるランチをケバブにするかカレーにするかを考えるほうが有意義だ。
夜の街で働き続けると、自分を騙すのもうまくなる。
あしたの昼はやっぱりカレーかな、ポークカレーの気分かも、などと考えながら、新陶エリアの外れに建つさびれた雑居ビルの階段を一段抜かしで上がり、2階の重いドアを押しあけた。
ドアの向こうは薄暗かった。ダークグレーのカウンターの向こうには、間接照明にぼんやりと照らされた大きな棚が天井までそびえ、さまざまな酒瓶がぎっしりと並んでいた。私はお酒には詳しくないからよく知らないが、これらは全てテキーラらしい。
「よう、ノゾミン。こんな時間に珍しいな」
バー「ルーラー」のマスター、
「営業中におじゃましてしまって済みません。マスターは昼はどこにいらっしゃるのかわからないから、夜にここを訪問するしかなくて」
「ここならいつ来てもらっても構わないさ、ごらんのとおり客もいないし」
なんとも返事のしようがなく、私は別のことを尋ねた。
「最近キャバクラのほうはどうですか。10店舗も経営されてるから大変ですよね」
マスターの柳さんは、持っていたふきんを振った。
「10? 違うな。12店舗だ」
「また増やしたんですか」
マスターがカウンター席を指さしたので、遠慮なく座った。
「キャバクラだけじゃないぞ。性風俗も何軒かやってる」
気さくなバーテンダーにしか見えないこのマスターが、実は夜のお店を複数経営している富豪オーナーだなんて、誰が想像つくだろう。相当なお金持ちで、だからこそ道楽でやっているテキーラしか出さないこの店は、いつ来ても客の姿はないけれど、営業を続けられるとのことだった。
「そんなにたくさんお店があると大変ですね」
「いやいや。夜の店ってのは、増やせば増やすほど経営者の仕事は楽になるもんさ。ところで、ノゾミンのそれ、そろそろ買い換え時期なじゃないか?」
マスターはサボテンポーチを指さした。
「まだ大丈夫ですよ。でも劣化して紐が切れでもしたら困りますから、来年には新調したいです」
「よし、まかせとけ。俺が注文しといてやる。新年のお年玉だな」
このマスターは、私がユウゲキに入社して間もないころにお家賃回収をした記念すべき第一号であり、私に初代サボテンポーチを授けてくれた人でもある(今のポーチは3代目だ)。
私はすっかりサボテンポーチが気に入ってしまい、毎日身につけているので生地がくたびれるのも早かった。札束を入れて持ち歩く私としては、防犯上壊れかけのポーチは困るので定期的に買い換える必要があるのだが、これは既製品ではなくマスターの特注品らしく、買い換えのたびにマスターからプレゼントしてもらっていた。そういう縁もあって、いまではすっかり気楽に話せる仲である。
ちなみに、なぜサボテンの刺繍なのかというと、マスターはテキーラが大好きで、テキーラはサボテンが原材料だから……だと私は思っていたが、柳さんが言うには実は違うらしい。テキーラはリュウゼツランという植物でつくられたお酒なのだそうだ。なのに、テキーラといえばサボテン、そういうイメージがあって、マスターもサボテンのデザインが好みらしく、このお店の看板にもコースターにもサボテンが描かれていた。どれも私のサボテンポーチの刺繍と同じデザインである。
「それじゃ、景気づけに一杯やるか?」
「私がテキーラを飲んだら救急車を呼ばなきゃいけなくなりますよ。きょうはマスターに相談したいことがあるんです。だってマスターのところには、この街のあらゆる情報が集まるでしょう?」
「買いかぶりすぎだ。それで」
「このあたりでバカラをやってる店を知りませんか。探してみたんですけど、場所がわからなくて」
仕事で盛り場を動き回る際、あちこちのビルを覗いてはみたものの、早田さん本人すら覚えていないものを探し出すことはさすがに不可能だった。彼は当時酔っていたというのもあるが、闇賭博に手を出したのはもう半年も前のことだから、記憶も薄れてしまったのだろう。
「バカラか。賭博だな」
「ええ。その胴元とつながっている連中がヤクザだって名乗ってるらしくて」
「ヤクザ? どこの」
「
「ふうん、最近よく聞くなあ」
「そうなんですか!?」
警察はそうは言っていなかったが。
「ああ、まあ、いろいろな。でもそうか、ユウゲキが蛇退治に乗り出したか。さすが元警察、動きが早いな」
「ええ?」
何か誤解されているような気がする。
「いやあの、私はお家賃回収のために情報収集していて、それでバカラをやっている場所を知りたいだけなんです」
「ああわかってる、もちろん調べておくよ。街の浄化活動、しっかりやれよ。ヤクザがのさばって客足が減ったらこっちも困る。やつらに人気キャバ嬢を違法風俗店に引き抜かれるのも勘弁願いたいしな」
バーを出て、何かもやもやとしたものを抱えたまま、私はユウゲキ不動産へ向かって歩き出した。
ルーラーのマスターはぜったいユウゲキを勘違いしていると思う。
全面協力してくれるのは助かるけれど、私としては別に街の浄化活動とかヤクザ反対運動とかをしたいわけではなくて、お家賃を回収するために仕方なくやっていることなのだ。仕方なく。嫌々である。本当に。そもそも夜の不動産屋自体が、正義とは遠い位置に存在するんじゃないのかという気がしないでもない。
ああいやでも会社としては、街の浄化活動に協力しますみたいな理念を掲げてはいるんだっけ。そりゃ社長やほかの社員たちはみんな元警察官だから、そういうのをやりたいのかもしれないけれど、私は何も知らずにユウゲキに転職してきただけの一般人なのだ。ヤクザと全面抗争だなんて物騒な話は勘弁してほしい。チンピラ相手なら喧嘩上等だけれども。
「やっぱりなー、銃とか爆弾とか日本刀とか持ってるのは強いよね。対抗しようがない……あれ?」
うちの会社が入っているビルの前に、見覚えのあるオコゼ顔、ヤミ金さんが突っ立っていた。
「ヤミ金さんじゃないですか、どうしたんです?」
「おお」
笑顔で片手を上げて挨拶するオコゼ。なんだなんだ?
1階でお花屋さんをやっているミユキさんは、困ったような顔をして店先に立っていたが、怪しいオコゼが私の知り合いだとわかると、ほっとしたような顔をして私に手を振ってから店の奥に引っ込んだ。余計な心配をかけてしまって申しわけない。
「よう、元気か?」
随分と機嫌が良さそうだ。
「え、なんか不気味……」
「おま、ひでえこと言うな」
オコゼは咳払いをすると、まわりを気にしながら「で?」と言った。
「で?」
「金だよ。回収できそうか」
「無理そうですね。もう諦めることにしました」
「嘘だな」
よくわかったなあ。こういうところは、さすがヤミ金だ。借金と嘘は切っても切れない関係だもんね。
「なんだよ、せっかく新情報を持ってきてやったっていうのに」
「へえ、どういう情報ですか」
「知りたいか」
ニヤニヤと得意げに口を曲げるオコゼ。なんかイラッとする。
「く……知りたいです……」
「そうか! じゃあ、特別に教えてやろう。いや、実はうちの顧客にも早田と同じやつがいてよ。バカラで借金まみれになったやつ!」
「まじですか」
「おお、まじまじ。そいつが言うには、バカラ会場は1丁目にあったそうだ」
「……1丁目のどこ……」
「それはわかんねえよ。だって、そいつ、もう怖くてこのあたりには近寄れねえって言うんだし」
「1丁目って結構広いんですけど。それだけでは場所の特定は不可能ですよ」
「でも、おまえ不動産屋なんだろ、頑張れよ」
「いやいや……え、それだけ、新情報ってそれだけですか」
オコゼは憮然としたようだ。
「な、なんだよ、すごい情報だろ」
「もう!」
私がエレベーターのボタンを押すと、オコゼは「教えてやったんだから、回収したら分け前よこせよ」と恩着せがましく叫んだ。
翌日のお昼。
ラーメンとほうれん草カレーで悩んで、結局ほうれん草カレーを食べてから出勤すると、上司たちは不在で、私宛ての伝言が机の上にテープで貼りつけられていた。「黒字ばんざい!」と背景に薄く印刷されたそのメモ用紙には、「ルーラーのマスターからパソコンにメールあり」と書かれていた。
私はすぐさまパソコンを立ち上げると、社員共用のメールを見てみた。たしかにマスターからメールが届いていた。すでに既読となっている。上司が中身を確認したのだろう。メールには画像が添付されていた。まずはそっちから見てみた。一人の男が、あたりを窺うような上目遣いをして、繁華街を歩いている写真だった。
丸顔で、まばらにひげが生えて、丸い眉毛と丸い鼻。
こいつ、見覚えがある!
続いてメールの本文を読む。
「ノゾミンが帰った後、黒服たちに話を聞いてみた。どこの店で働いているのかはっきり言わない黒服が街をうろついていると以前から噂になっていたらしい。うちの連中も、こいつは刑事の変装かと警戒して、様子をうかがいつつ、写真も撮っていたようだ」
街中で立っている黒服のネットワーク、侮りがたし!
「あと、うちの嬢からの情報なんだが、バカラですったと言っている客がいたらしい。それで写真を見せたら、こいつが店を仕切っていたのに間違いないとのことだった」
私はパソコンを操作して、過去の顧客情報を開いた。
「あった!
こいつが、バカラの胴元だ!
書き込まれた情報によると、肩路は以前うちでキャバクラ用テナントを借りようとしたが、営業許可申請を警察に出す段階になって、急きょ開業をとりやめたようだ。
うちの家賃は前払いである。契約した以上、来月分を払ってもらうのだが、肩路は「今月借りて今月退去するのだから来月分は払わない」と言い出し、交渉の最中に一円も払わないまま逃亡した。つまり来月分どろか当月分さえ支払わなかったのだ。もちろん敷金も権利金も未納である。ユウゲキ相手にここまでナメた真似をするやつはそういない。
一時期、肩路の顔写真は社長の趣味のダーツの的として利用されていたことを私は記憶している。この穴だらけのおじさんは誰なのかと上司に尋ねたら「ユウゲキから恨まれている極悪人よ~」とのことであった。彼の悪行はおそらく未来永劫社員の間で語り継がれることであろう。そのにっくき逃亡犯が、闇賭博で稼いでいるとは。
許せん。
こいつのせいで早田さんは借金まみれになって、私はその回収のために苦労しているのか。しかもお家賃を未払いで逃亡の前科アリ。
また、未払いとはいえ、うちと契約できたということは身元調査をクリアしたということだから、バカラの胴元はヤクザではないことがはっきりした。ただの極悪人だ。
おのれ肩路、ここで会ったが百年目。成敗してくれる。
私はすっかりやる気になっていた。
メールには、バカラ会場のヒントらしき情報も書かれていた。なんでも室内は真っ赤で、赤い花が飾られており、エレベーターのないビルの3階にあり、階段には手すりが設置され、通路は茶色のカーペットが張られているとのことである。おそらくこれも闇賭博の被害者から聞き出した話なのだろう。
この情報だけでは正直どこのことだかわからない。
だが、これを1丁目に絞って考えるなら……。不動産知識を総動員して、候補を絞る。多分あそこだ。
「おこぜの情報、役に立ったじゃん。ありがとう」
本人には言うつもりのないお礼を、私は宙に向かって言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます