第六話「絶望!スケルトンシャーク!」

(31.32.33......)


クイーンバブルスライムは、アシッドボムを撃ち続けていたが当たらないと気付いて撃つのをやめた。


サメ三郎はため息をつく。

(はぁ、流石に疲れた。耐久戦もって、嘘だろ。)

クイーンバブルスライムの周りに20個のアシッドボムが浮かぶ。そして一斉にサメ三郎に向かって飛んできた。どこにも逃げ場がない。


「うげっ、、」

(いてぇーー超いてぇーー。もうやだ帰りたい。HPの残りは55か、まだ戦える。)サメ三郎はアシッドボムにぶつかり倒れる。

どうやらクイーンバブルスライムは、MPが切れたのかサメ三郎に近づいた。

クイーンバブルスライムは体の酸でサメ三郎を溶かそうとしているらしい。

(自分から近づくなんて、お前馬鹿だろ。)

痛みを我慢して、クイーンバブルスライムに突進する。

「うぉぉぉぉぉぉ。ぶくぶくっ(高速ガブガブ)」

ガブガブガブガブゴクン。

割れたクイーンバブルスライムの核を飲み込んだ。

クイーンバブルスライムは動かなくなった。

「(俺の勝ちだぁぁぁ!!)」


『レベルが《39》上がりました。

LV15達成 SPボーナスを獲得しました。

LVUP報酬と合わせてSP +15。』

LV20達成 SPボーナスを獲得しました。

LVUP報酬と合わせてSP +25。』

LV130達成 SPボーナスを獲得しました。

LVUP報酬と合わせてSP +30。』

LV35達成 SPボーナスを獲得しました。

LVUP報酬と合わせてSP +35。』

種族スキル [飛び出る中身][泣き虫][死んだふり]を覚えました。』


クイーンバブルスライムを倒し先に進むと上に上がる階段を見つけた。階段の横の壁には、壁画があった。(農業している人の絵?一体これが何を意味してるんだろう。)

サメ三郎は上に登る。


上の階層は、妙な静けさがあった。

モンスターが動いている気配がしない。なのに僅かながら水が振動していた。


(んーーー?)

辺りを探索すると貝がたくさん落ちている。

「ぶくぶくっ(鑑定)」


____________________


[種族]トラップ貝

[レベル] 12/40

[ランク]F

HP 60/60

MP 5/5

____________________

[トラップ貝]

背を向けた生物を噛み付く。

人に見られている時はじっとしている。


____________________


(なんていやらしいやつだ。けしからん。倒しておこう。)

トラップ貝にサメ三郎は噛み付いたが、殻が硬くて歯が通らない。何度か、噛んだが、壊れそうにないので諦める。

(あっ、そうだ!)

サメ三郎は、トラップ貝に背中を向ける。


トラップ貝がサメ三郎に向かって噛みつこうと殻を大きく開けた。

(予想通り、、狙ってくるよね!)

サメ三郎は、うしろ(180°)回転して、トラップ貝の貝柱を噛みちぎる。トラップ貝が、殻を閉めようとするが、殻は閉まらなかった。サメ三郎は、トラップ貝にトドメを刺した。

(いただきます。)




しばらく進むと、岩蔭を見つける。

(今日はもう疲れた。今日は岩蔭に隠れて休もう、それにしてもこのダンジョンはなんなんだろう。)

サメ三郎は、岩蔭に隠れて寝るのであった。



ビビーーーービビーーーービビーーーー


久しぶりの危機感知の危険バザーが脳内に鳴り響く。

(なっあんな生物見たことない!!)

目の前を通った生物の身体はとても大きく、歪な形をしていた。頭は、シャチ尻尾は蛇が2つ付いている。(キメラ?)

「(鑑定)」興味本位で鑑定をしてしまった。

ありえないステータスを目の当たりにする。


____________________



[種族] スナイピングドロフィン

[レベル] 100/100

[ランク]A

HP 1520/1520

MP 805/805


____________________


スナイピングドロフィンの尻尾の、蛇がこちらを向く。鑑定した事がばれたのか?

蛇に睨まれただけで、全身の力が抜けた。

(あっちに言ってくれ!)

蛇の口が空きビームを放つ。


ドゴン!!


ビームはサメ三郎の後ろにいた、トラップ貝を破壊した。どうやらトラップ貝は、相手が強敵でも襲ってくるらしい。視線をスナイピングドロフィンは、どこかに消えていた。

(ふぅーびびったぁ死ぬかと思ったぁ、エンカウント悪すぎ、世界が俺を殺しにかかってる。いやーもう嫌になっちゃうね、本当。それにしてもあんな強い奴がいるなんてこのダンジョンの難易度イカれてるだろ!イヤー怖い怖い。進化して進化して進化してーーー)

サメ三郎はここの階層が怖いので、1番最初の四角い部屋に戻る。


(ここなら安全だろう。寝ている間に襲われたら溜まったもんじゃない)


じゃぁ、おやすみなさい


次の日、貝エリアに向かう。

探索していると扉を見つけた。装飾がされておりとても綺麗だ。扉を頭であける。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ            



(ほねのさかな?)


部屋の中には、一体のスケルトンの魚がいた。

スケルトンが剣を顎で加えて、斬撃を飛ばす。

(BLE○CHかよ!あんなんアニメん中で十分だ!)

サメ三郎は、紙一重でかわす。


カラカラカラカラカラカラ

スケルトンは不気味に笑う。


サメ三郎は「(鑑定)」をする。

____________________

[種族] スケルトンシャーク

[レベル] 50/50

[ランク]E

HP 251/251

MP 100/105

____________________


(何でこれだけしか、わからねぇーんだよ。もっと鑑定上げとけば良かった。弱点。弱点はないのか?)


「(ペーパーゲージ)」


スケルトンシャークの周りに紙が現れるが全て切られてしまった。

「(ペーパーピストル)」

スケルトンシャークは、少し体を逸らすだけでペーパーピストルは、骨の間をすり抜ける。

スケルトンシャークが、サメ三郎を斬りつける。

サメ三郎の血が水に浮かぶ。

(初めて自分の血を見たけど、ちゃんと赤いらしい)

「(高速ガブガブ)」

スケルトンシャークにサメ三郎は噛みつこうとするが。全て避けらる。すごいスピードだ。

(どーしたらこいつに勝てる?考えろ。考えなければ死ぬだけだ。考える時間が欲しい。ちょっと待ってくれよ。)


グハッ。

スケルトンシャークに体が斬りつけられる。

サメ三郎は、部屋の端に追い詰められた。

「(ペーパーヘビーマシンガン)」

半分のMPを使いスケルトンシャークに向かって乱射するが全く当たらない。しかしスケルトンシャークから距離を取る事ができた。


カラカラカラカラカラカラカラカラ


「(ステータスオープン)」

少しの時間で自身のステータスを開く。


________________________


[種族]バタフリーメダカ

[レベル] 49/50

[名前]サメ三郎  


HP 85/247

MP 130/260

SP 163


攻撃力: 254

守備力: 168

魔法力: 105

魔守力: 105

素早さ: 295

運:50



スキル

[紙魔法]LV5[危機感知]LV3[鑑定]LV3

[高速ガブガブ]LV1[強鮫肌]LV1 [瞑想]LV1

[張り付く]LV1

ユニークスキル

[受け継ぎ]LV3

[経験値2倍]

[紙の魔眼](ペーパーピストル)(ペーパーゲージ)(ペーパーガン)(ペーパーキャノン)(ペーパーハイキャノン) ※サメ三郎が、勝手に名前をつけているだけ


種族スキル


[移動速度UP(小)]LV1[目力]LV1 [張り付く]LV1 [飛び出る中身]LV1[泣き虫]LV1[死んだふり]LV1



称号

[授かりし者][無慈悲][まぁいい事あるさ][じゃっこ]

________________________


(一口食べれば進化出来る。でも、ステータスは弱くなる下手すれば気絶してそのまま死んでしまう。どーする。スキルレベル中途半端に上げても強くなれると思わない。何か良いアイディアはないか?、もしかしてだけど、)


残りSP164→99

________________________

[移動速度UP(小)]LV1→LV3(MAX)

素早さを5→15あげる

________________________

『[移動速度UP(小)]が[移動速度UP]に進化しました。』

サメ三郎はさらにSPを使う。


残りSP99→34

________________________

[移動速度UP]LV1→3

素早さを20→50あげる

________________________


(これならあのスケルトンより早い!)

スケルトンシャークが斬りかかるが避ける事ができた。噛み付いて反撃をする。

噛みちぎれなかったけどダメージは入っている。

これならやれる。サメ三郎は攻めに転じた。

スケルトンシャークの攻撃を避けて、高速ガブガブを決める。

スケルトンシャークが少しよろける。

サメ三郎はすかさず「(鑑定)」をして相手のHPが1/4になっている事を確認した。

(さっきはよくもやってくれたな、倍返しだ!)

スケルトンシャークの斬撃を交わして尾ビレで吹き飛ばす。さらに骨に紙を絡ませサメ三郎の近くスケルトンシャークを引き寄よせて、尾ビレでまた吹き飛ばした。


カラカラカラカラカラカラ

スケルトンシャークが怒る。


「(うるせぇーよ。)」

スケルトンシャークを引き寄せて顔に、尾ビレでふき飛ばす。

「(ペーパーハンマー)」

スケルトンシャークに向かって叩きつけた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

作詞レポート

長くなったので、一話更新です。


ごめんなさい




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