第五話「ダンジョン編」
拠点を出てから泳ぐこと2時間後
海底神殿を見つけた。
(なんじゃあの巨大な建物は!)
辺りを警戒しながら神殿の中に向かう。
神殿の中に入ると壁画を見つける。
壁画にはクジラの絵と人間の絵が描かれていた。
人間がクジラから逃げている絵。
さらに先に進むとボタンと日本語で文字が書いてあった。
「強さを求める転生者。覚悟があればこのボタンを押すが良い。」
(まだ、押さなくて良いかな。神殿の内部を探索したいし。)
探索しているとまた壁画を見つける。壁画には、ブタやウシみたいな動物の絵が描かれていた。さらに探索を進める。一つの宝箱を見つけた。箱を開けるにはどうやら鍵が必要なようだ。鍵を探すが、どこにも見当たらない。
ぐおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!
この世の物とは思えない大きな鳴き声が聞こえた。
慌てて神殿を出ようとするが、先程の鳴き声の振動で出口が塞がれる。
(いったい外で何が起きている)
シャァァァァァァァァァ!!
何かわからないが、外で誰かが戦っている。このままじゃまずい。神殿が崩れそうだ。
サメ三郎は、ボタンがある所まで戻る。
(押すしかねぇーよね。)
ぽちっ。
地面の魔法陣が光出す。その場からサメ三郎は、消える。
目を開くと四角い長方形の部屋にいた。脱出するには階段を登るしかなさそうだ。
(状況確認だ。なにかないか?)
周りを探すが何もなかった。サメ三郎は階段を上る。階段を上がった先にはスライムがいた。
(スライムの赤い核を壊せば良いんだろ?)
「ぶくぶくっ(ペーパーピストル)」
スライムに向かって放つが。紙がスライムの核にたどり着くまでに溶けて無くなる。
「ぶくぶく(鑑定)」
____________________
[種族]スライム
[レベル] 7/30
[ランク]G
HP 30/30
MP 15/15
____________________
ピューーーーー
スライムが仲間を呼んだ。3体集まる。
ぺっ。
スライムが唾を飛ばす。唾はサメ三郎の体にぶつかり、体が溶ける。
(やべぇな。紙の魔眼が効かないって事は、逃げるしかないのか?逃げてばっかりだな。そんなんで海の支配者になれるかよ。ビビるなバカやろー)
スライムに向かって突進を仕掛ける。スライムの中に入り体が溶けるのを感じる。
(いてぇー、、)
スライムに核に向かって何度も、何度も噛みついた。スライムの核が割れる。後二匹。同じようにスライムに突っ込み
スライムの核を割る。
サメ三郎のHPが半分ほど削れていた。
(痛い思いしたのに、レベルアップは無しか。世知辛いな)
一度体制を整えるため下の階に戻る。
瞑想をしてHPを回復させた。
「ぶくぶくっ(ステータスオープン)」
[種族]バタフリーメダカ
[レベル] 10/50
[名前]サメ三郎
HP 24/145
MP 130/130
SP 14
攻撃力: 145
守備力: 94
魔法力: 55
魔守力: 55
素早さ: 173
運:50
スキル
[紙魔法]LV5[危機感知]LV3[鑑定]LV3
[高速パクパク]LVMAX[噛み付く]LV2
[強鮫肌]LV1 [瞑想]LV1
ユニークスキル
[受け継ぎ]LV2
[経験値2倍]
[紙の魔眼](ペーパーピストル)(ペーパーゲージ)(ペーパーガン)(ペーパーキャノン)(ペーパーハイキャノン) ※サメ三郎が、勝手に名前をつけているだけ
種族スキル
[移動速度UP(小)]LV1[目力]LV1
称号
[授かりし者][無慈悲][まぁいい事あるさ][じゃっこ]
________________________
(俺、魔眼を手に入れてからずっと、魔眼に頼ってたけど。物理の方が強いんだな。遠距離攻撃が有ると攻撃喰らうの嫌で遠距離ばっかしてた。魔眼はあくまでも補助の役割なのに、、、。)
SPポイントを消費して、噛み付くのレベルを上げた。
残りSP・14→4P
[噛み付く]LV2→LVMAX
噛み付いた時、攻撃力が10→15上がる。
『スキルの合成が可能になりました。[噛み付く]と[高速パクパク]を合成させます。合成により[噛み付く]と[高速パクパク]削除されました。
合成により、合成スキル[高速ガブガブ]LV1を覚えました。』
[高速ガブガブ]LV1
噛み付いた時、攻撃力が20上がる。
1秒間に4回ガブガブする。
次のレベルまで[消費SP:30]
________________________
(こんなシステムもあったんだ。)
HPが満タンになったのを確認して階段を上る。
スライム5体が現れた。
(スライム発見!特攻あるのみ!)
「ぶくぶくっ(高速ガブガブ!)」
ガブガブガブガチーン。
スライムの酸でHPが削れるが、スムーズに倒すことができたのでHP消費を抑えることができた。
(いけるっ!)
同じ要領でスライムに飛び込みスライムの核を割る。
ラストのスライムに襲いかかる。
ピューーーーーー
最後の抵抗にスライムが仲間を呼んだがお構いなしに俺はスライムの核を噛み砕く。
ドドドドドドドドドドドドダダダッ
(いち、に、さん、し、、、、何体いるんだ!)
サメ三郎の周りには溢れんばかりのスライムが集まった。
100体くらいか?
『レベルが《1》上がりました。
種族スキル[はりつく]を覚えました。』
(タイミング良いのか悪いのか。)
[はりつく]LV1
何かに、はりつく。
次のレベルまで[消費SP:5]
______________________
あんま使えそうなスキルじゃねぇーな。
スライムたちがスライムを食べ始めた。
ドンドンスライムが大きくなっていく。100匹ほど共食いをするとスライムが進化した。
頭にティアラが乗っている。
「ぶくぶくっ(鑑定)」
____________________
[種族]クイーンバブルスライム
[レベル] 1/50
[ランク]D
HP 245/245
MP 60/60
____________________
クイーンバブルスライムが酸の唾(アシッドボム)を飛ばす。
近づこうとしても距離を取られて、アシッドボムを飛ばす。近づけない。近づくのには、相手のMPを枯らす必要がある。もう一度鑑定して、MPを確認する。[MP 58/60]二発ほど撃たれたので、アシッドボムのMP消費は1。
(コスパいいな。これは耐久戦ってやつか?とことん付き合ってやる。)
サメ三郎は、一定の距離を取ってアシッドボムを避けるのであった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
作者レポート。
描くのが楽しくて
めっちゃ書いてしまう。
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