第三話「スキルレベルって、」


カァーカァーカァーカァー

カモメが空を飛んでいた。


(友達を投げ捨てるかね。)


アルカ達と別れたサメ三郎は、海の支配者になる為深海に続く道を探し、探索を始めていた。


(なーんにも出会わないなぁ。)

探索を始めて1時間だったが、何一つとして生物と出会わない。

(腹減ったぁぁぁ〜〜石が魚に見えてくる。)

サメ三郎は、探索を続ける。


(サボちゃんサボちゃん。はらへったー)

サポートボイス略してサボちゃん。俺の冒険をサポートしてくれる。天の声である。

『ここは、漁業が盛んな楽園の海域ですからね。弱い生物は、捕獲され強い生物は食べ物が少ないので他の海域に移動しちゃってます。北に3時間ほど進みこの海域を抜けると、生物が現れると思いますよ。』


「了解」

サメ三郎は、北に向かって泳ぎ始めるのであった。

時は進み3時間後、触手の生えた魚が現れた。


(飯じゃー飯!)

サメ三郎は触手の生えた魚を食べようとした所で、触手に捕まった。触手の生えた魚が俺を食べようと口を開ける。


「ぶくぶく(ペーパーガン!)」 丸めた紙を魚の口の中に放つ。

触手の拘束が緩む。サメ三郎は、拘束から逃げ出し魚から距離を取った。


魚がこちらを睨に触手で挑発する。

「ぶくぶくっ(鑑定!)」


____________________

[種族]アオルイカ

[レベル] 27/50

[ランク]F

HP 150/160

MP 69/69

____________________


(進化してから自分のステータス確認してなかったな。)

「ぶくぶくっ(ステータスオープン)」

目の前に、自分のステータスが現れる。


____________________


[種族]バタフリーメダカ

[レベル] 1/50

[名前]サメ三郎  


HP 115/115

MP 100/100

SP 212


攻撃力: 95

守備力: 64

魔法力: 33

魔守力: 28

素早さ: 123

運:50



スキル

[紙魔法]LV4[危機感知]LV3[鑑定]LV3

[高速パクパク]LV1[噛み付く]LV1

[強鮫肌]LV1 [瞑想]LV1 new


ユニークスキル

[受け継ぎ]LV2

[経験値2倍]

[紙の魔眼](ペーパーピストル)(ペーパーゲージ)(ペーパーガン)(ペーパーキャノン)(ペーパーハイキャノン) ※サメ三郎が、勝手に名前をつけているだけ


種族スキル


[移動速度UP(小)]LV1[目力]LV1



称号

[授かりし者][無慈悲][まぁいい事あるさ][じゃっこ]

____________________


俺のユニークスキルの受け継ぎは、進化前から受け継いだスキルを1段階進化させる。


[受け継ぎ]LV2

種族スキルを一つ受け継ぐことができる。

受け継ぐスキルを1段階進化させる。

次のレベルまでSP消費:100

(転生ボーナススキル)


進化前のキャットットシャークから受け継いだスキルは[目を閉じる]→[瞑想]に進化した。


[瞑想]LV1

目を瞑り、悟りを開く。HP、MPが回復する。

戦闘中には使えない。


____________________


(イカに正面から勝つのは難しそうだ。)

サメ三郎は、イカから逃げるがイカが追いかけてくる。


(急には止まらないよなぁ。)

「ぶくぶくっ!(ペーパーネット)」


イカの目の前に紙でできた網が現れた。

イカはそのまま紙に絡まる。


「ぶくぶくっ(圧縮)」

紙がイカを圧縮する。イカは動けなくなった。


サメ三郎はイカに近づく。

(いただきます。)


ガブリ。


『レベルが《3》上がりました。』



(ふぅー。食った〜食った〜)

全てを食べ切る頃には、レベルが5になっていた。

5の倍数でSPポイントの、ボーナスがかかる。

LV1上がると1ポイントもらえるが。LVが5の時はボーナス合わせて5ポイント貰える。また10の時は10ポイントだ。


『LV5達成 SPボーナスを獲得しました。

LVUP報酬と合わせてSP +5。』


SP(スキルポイント)は、スキルのレベルアップのみに使えるポイントで、新しいスキル獲得をする為には、レベルアップまたは、進化でしかスキルを獲得できない。

スキルレベルアップに使うSPの消費量は、

LV1→LV2は、5P

LV2→LV3は、10P

LV3→LV4は、50P

LV4→LV5は、100p

LV5→LV6は、???p

となっている。

スキルレベルの最大はスキルによって変わる。

最大3のものもあれば、100まで使うものもある。

また、ユニークスキルのレベルアップに使うSPは、SPを多く消費する必要がある。


現在の残りSPは、220P。

サメ三郎はSPを消費してスキルのレベルアップをする。


まずは100P使い紙魔法のレベルを上げた。


残りSP・220→120P

____________________


[紙魔法]LV4→5(紙製製)


紙を4→5枚生成できる。大きさによってMP消費が変わる。次のレベルまで[SP消費:300]


____________________


そして、高速パクパクのレベルを1から3に上げる。


残りSP・120→105P

[高速パクパク]LV1→MX

1秒間で2→4回パクパクできる。


____________________


スキル名は雑魚そうだが、噛み付くと合わせるとかなりの火力が出る。

噛み付くのスキルレベルも上げた。


残りSP・105→100P

[噛み付く]LV1→2

噛み付いた時、攻撃力が5→10上がる。


____________________


最後にユニークスキルを上がる。LV3で100Pも使う。強い効果カモーーーン!


残りSP100→0P


[受け継ぎ]LV2→3

種族スキルを一つ受け継ぐことができる。

受け継ぐスキルを1段階進化させる。

受け継いだスキルのレベルを1上げる。

次のレベルまで[SP消費:500]


____________________


(ありゃ〜これは使い方が少し難しいスキルになってしまった。種族スキルは、一つしか引き継げないけないからなるべくレベル上げないようにしてたけど。LV1→2とLV4→5だとSP必要量が違う。しかも後半になって良い種族スキルが解放される可能性がある。SPは無駄遣い出来ないし、難しいなぁ。)

サメ三郎は、少し考えサボちゃんに質問する。


(サボちゃん、解放される種族スキル分かったりする?)


『無理です。』


(ですよねぇ〜)

サメ三郎はステータス画面を閉じて、隙間がある岩陰を探す。

強くならなきゃ


十分ほど探し、岩陰を見つける。

(いまのままじゃ弱すぎる。俺より強いやつがいっぱい居る。このまま突っ込んだら死ぬだけだ。レベルをもっと上げなければ。しばらくは、ここを拠点にして周りに罠を張りレベルアップに勤しもう。)

サメ三郎は、硬い決意をするのだった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

作者レポート

使われなかったキャットットシャークのステータス

[種族]キットットシャーク

[レベル] 1/40

[名前]サメ三郎  


HP 70/70

MP 40/40

SP 1


攻撃力: 70

守備力: 47

魔法力: 27

魔守力: 36

素早さ: 87

運:50



種族スキル

[砂隠れ][トゲトゲ]


____________________


[種族]キットットシャーク

[レベル] 40/40

[名前]サメ三郎  


HP 230/230

MP 200/200

SP 212


攻撃力: 190

守備力: 127

魔法力: 67

魔守力: 76

素早さ: 247

運:50


種族スキル

[砂隠れ][トゲトゲ][猫鳴き声][すり潰す][喧嘩腰][目を閉じる]

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る