5話


ボキッボキッ

(知らない水質だ)

おはようございます。ここはどこでしょうか?

目が覚めたら全く知らない場所にいました。川じゃないことは、間違い無いでしょう。


(サボちゃんサボちゃん。此処はどこかい?)


『ここは、アルパイン湖です。二日前に大雨が降り水面が上昇し、あなたは、流されこのアルパイン湖に辿り着きました。』


(あちゃー、やらかたぁ。なんで起こしてくれなかったの?)


『あなたは、進化の負荷に耐えられず。1週間眠りについていました。何度も声はかけましたよ?』


そっかぁ。進化する時、意識が無くなることがあるんだ。

もしその間襲われたらバッドエンド

ゲームオーバーになってしまう。これからは、身の安全が確保できる所で進化しなきゃな


(なんで今までは、進化の後眠りにつくこと無かったのに

今回は眠ってしまったんだ?

教えて、サボちゃん)


『突然変異の影響でしょう。突然変異を起こすと進化の負荷が多くかかりますので』


(そっかそっか。理解理解 ありがとう サボちゃん)

突然変異して俺は何になったんだ?


「ぶくーぶくくぶーぶく」(ステータスオープン)


 ____________


[種族]ベイビーコービットシャーク(亜種)

[レベル] 1/30

[名前]


HP 25/25

MP 10/10

SP 8


攻撃力: 16

守備力: 17

魔法力: 3

魔守力: 10

素早さ: 25

運:50


スキル

[危機感知]LV2[鑑定]LV2 [高速パクパク]LV1

[噛み付く]LV1


ユニークスキル

[受け継ぎ]LV1

[経験値2倍]


種族スキル

[光魔法(弱小)]LV1 (フラッシュ) [鮫肌]LV1

種族ユニークスキル

[光るオーブ]


称号

[まぁいい事あるさ][じゃっこ]



____________________




[光魔法(弱小)]LV1 (フラッシュ)

一瞬だけ鋭い光を放つ。

相手を50%で[盲目]にする。

次のレベルまで[消費SP:5]


[鮫肌]LV1

ざらざらした皮膚で触れた的に

(食らったダメージ÷3)のダメージを与える。

触れただけでも、1ダメージ与えることができる。


種族ユニークスキル

[光るオーブ]

光るオーブ(光る球体)を体に埋めつける。

常に光っているので、獲物が沢山寄ってくる。

強い敵もやってくる。


称号

[まぁいい事あるさ]

女神からの同情『君頑張んなきゃ死んじゃうよ。』

特に効果はない。


____________


まじで、レベル1でこの種族スキルの量

強くなってる。俺成長してます!

光魔法と鮫肌。優秀だ。少し工夫が必要だけどすぐ使いこなせるようになると思う。

で、種族ユニークスキル

光るオーブ、お前はダメだ。

1番弱いじゃん。ユニークスキルなのに

最弱!強い敵も寄ってくるって、俺に死ねってことか?

おおぉーーい


はぁぁぁ


とりあえず一度サボちゃんに聞いてみるか。

(サボちゃん、種族ユニークスキルって何?)



『種族ユニークスキルとは、突然変異したモンスターに与えられるスキルです。ユニークスキルと同じく。この異世界に一人にしか与えられない。オンリーワンスキルです。」


いらねぇよ。こんなポンコツユニークスキル。

他のやつに変えてくれよ。

はぁぁぁぁ。


『まぁいい事あるよ。』


(同情するなら、スキルくれ。)



____________


探索中 探索中

ただいま探索中。


かなり広いな、アルパイン湖。

大体640km²くらいあるんじゃねぇーか?

見たことない生き物ばっかりだ。


[フィッシュフィッシュ]

頭が二個ついてる小魚


[スライムジェリーフィッシュ]

スライムみたいなクラゲ


[トルネードシェルフィッシュ]

グルグルの貝


そしてこの池の主

[モーリングイール]

黒の色をしたウツボ。


鑑定した結果がコレ


[モーリングイール]LV24/50

HP: 102/102

MP: 15/15


普段は土の中にいるので、近寄らなければ平気


(おーらーのーねどこーはーどこにーあーるー♪)


親が回って1時間

60センチ位の横穴を見つけた。

中に入ると小魚の群れを発見した。

(20匹くらいかな?この世は弱肉強者

1匹も逃したらするものですか。)

「ぶくぶく!」(フラッシュ)

自分を中心に強い光を放った。

(目がぁ、、やられた。これ自分にも、効果ありなんすね。)

それじゃお待たせしました。


「ぶくぶくく」(いただいます)



ガブっ


『レベルが《1》上がりました。』


ガブッ


『レベルが《1》上がりました。』


ガブリ

『レベルが《1》上がりました。』

       .

.

.

『レベルが《6》上がりました。

LV5達成 SPボーナスを獲得しました。

LVUP報酬と合わせてSP +5。

LV10達成 SPボーナスを獲得しました。

LVUP報酬と合わせてSP +10。

称号[無慈悲]を獲得しました。』




[無慈悲]


自分より弱いモンスターを沢山倒した。

女神の『小魚可哀想』の発言より獲得できる!

自分より弱いモンスターから得られる経験値がマイナスされる。


「ぶくっ!」(なっ!)

初めて効果がある称号を手に入れた。


称号が、バットステータスなんて、こんなの俺は認めないぞ!

女神様?この世は弱肉強食なのよ。

食うか食われるかの世界だ!

可哀想なんで言ってられないんだよ。俺だっけ本当は食べたく無かったよ。

お魚さん可哀想だよね。でも仕方ないの生きるためには

心を鬼にして、俺が生きる為に食べたんだよ。

女神様、この称号、消して欲しいなぁ。


『称号[無慈悲]が削除されました。』


(ふっふっふっ、女神ちょろいちょろい)


『称号[無慈悲]を再び獲得しました。』


(なっ!嘘です嘘です。ごめんなさい。

300円あげるから許してください。)


『却下されました。』



[種族]ベイビーコービットシャーク(亜種)

[レベル] 10/30

[名前]


HP 50/50

MP 20/25

SP 30


攻撃力: 46

守備力: 37

魔法力: 13

魔守力: 30

素早さ: 80

運:50


スキル

[危機感知]LV2[鑑定]LV2 [高速パクパク]LV1

[噛み付く]LV1


ユニークスキル

[受け継ぎ]LV1

[経験値2倍]


種族スキル

[光魔法(弱小)]LV1 (フラッシュ) [鮫肌]LV1

種族ユニークスキル

[光るオーブ]


称号

[無慈悲]new[まぁいい事あるさ][じゃっこ]



____________________


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