緑の魔法使い(NL)
思春期ボーイ
好きって思ったら、告白する。
それで相手からOK貰えたらラッキー。
手を繋いで、イチャイチャして、キスして、セックスする。彼女の部屋に一箱、自分の部屋に一箱コンドームを置いておく。
中出しした方が絶対気持ちいいんだろうけど、就職出来るかどうかも安定してない状態でそんなことしたら兄ちゃん達に叱られて、母さんに〆られるだろうから、そこは徹底する。
魔法使いになることだけを考える。
どんな手を使ってでも、魔法使いになることだけを考える。
やりたいことがある。夢がある。叶えたい。そんで、幸せになりたい。
でも、金はどうしようもない。
父親を恨んでも、あいつはもうどこに行ったかもわからない。
まじでどうしようと悩んだ。
昔から冴えてる頭であそこまで考えたことはないだろう。
それでも絶対になんとかしなければいけなかった。
ルーチェがいてくれてよかった。
何があっても優勝までにこぎつけようとは思ったが、それでも、ルーチェがいてこそ精神が安定した。精神が安定すれば頭が冴えた。また奇策をひらめく。
ルーチェがいたからこそだ。
ベストマジックダンス賞も、賞金も、――セインの手術代も。
俺はこの子に感謝している。
そして、この子に出会えた自分が、世界で一番幸運に思ってる。
俺は魔法使いになる。この頭を使って、様々な方法を、奇策を考えて。
「……ん……そこまで……言ってくれる……なら……」
この子には押すくらいが丁度いいと思ったが、いざ目の前にしたらブレーキが効かなくなって、かなり押してしまった。それでも、
「うん。ミランダ様にも言われてるから」
恋愛はしといた方がいいよって。
「あの、彼女に、なります。……あたしで、良ければ」
あ、でも、
「別れたくなったら、すぐ言ってね」
俺は立派な魔法使いになる。ミランダ・ドロレスよりも有名になるくらい。偉大な魔法使いになって、ちゃんと稼げるようになったら、俺は――、
「それと、できれば……別れても、友達でい、いら、れるような……関係になれたら、いいね」
ルーチェと結婚する。
「沢山、迷惑かけると思うけど、よ、よ、よろしく、お願いします」
「もー! 硬いって! ルーチェっぴ! もっと気楽に行こうぜ! ゆるゆるにさー!」
「……クレイジー君がゆるす、ゆるすぎるんだよ……」
大魔法使いアルス様、これがあんたの魔法なら、俺はあんたにこう言うよ。
まじでルーチェと会わせてくれてありがとうございます。俺、絶対この子を幸せにします。
絶対、大事にします。
(*'ω'*)
ルーチェが呆然と目を瞬かせた。
(すごい。男の子の部屋だ)
「ルーチェっぴ、そこら辺座っててー」
「あ、うん」
クレイジーがお茶を取りに部屋から出ていき、ルーチェ一人が残された。つい、好奇心から部屋の中を見回してしまう。
(あたしの部屋より綺麗……)
ふと――ベッドを見つめる。
(そういえば……漫画でよくあるけど……ベッドの下にエロ本とか……)
ルーチェがベッドに近づき、そっと、引き出しを開けた。しかし、中に入っていたのは魔法についての本や小説、漫画であった。
(なんだ……)
残念な気持ちで引き出しをしまい、――ふと、タンスの二段目を見つめる。
(好きな動画投稿者の人が、タンスの二段目に大体大人の玩具を隠してる人がいるって言ってた)
ルーチェが近づき、そっと開けてみた。すると――。
(あっ!!!)
ルーチェの口角が上がった。
(アダルトグッズだ!!)
ルーチェの瞳がきらきらと輝きだし、二段目の引き出しに入ったアダルトグッズを眺める。
(テンガの詰め合わせに、ローションに、コンドームに、あ、ローターもある! あ、よく見たらエロ本も入ってる!)
「あ、やべ。ドア開けられねえ。ルーチェっぴー、ドア開けてっぴー」
(うわあ、本物だ! ちょっとくらいなら見てもいいよね!? ……ふーん。なるほど。クレイジー君はこういうのが好きなんだー。ふーん。……意外と普通の趣味してるんだな……)
「あり? ルーチェっぴー? ねーえ、ドア開けてー」
(うわっ! これエロい! すごい! ……わあー。胸の形きれぇー……)
「(……なんか嫌な予感する)ルーチェっぴー!?」
(あ、AV発見。……あ、やっぱり巨乳好きか。男は巨乳好きだよねー。やっぱりクレイジー君も男の子かあ。そっか、そっかぁ!)
「オープン・ザ・ドア」
(ん?)
扉が開いた音がして、ルーチェがはっ! として振り返る。そして、そんなルーチェを見たクレイジーがはっ! と目を見開いた。ルーチェの手には、昨晩もお世話になった――アダルトビデオ。
「うわー!!」
「うわぁ!!」
「「わーーーーーー!!」」
二人の悲鳴を揃う。
クレイジーは即座に飲み物とお菓子が乗ったトレイを机に置き、ルーチェの手からエロ本を奪還し、タンスに投げるように入れ、引き出しを押し込み、ルーチェの両手首を掴んだ。2秒の出来事である。
「おいたがすぎるって……。ルーチェっぴー……」
やっぱりクレイジー君も二段目なんだね! タンスの二段目にアダルトグッズしまってる人が多いって、本当なんだね!
「まあ、ほら、そこが……取りやすいんだよ……。色々……」
クレイジー君も男の子なんだね!!
ルーチェの瞳がきらきら輝いている。
「巨乳好きなんだね! あたしも、巨乳良いと思う!」
(うん。俺は何言われてるんだろう)
「あと、ローターの色、く、く、黒なんだね! あれ使用済み?」
「ルーチェっぴ! 宿題やるんだよね?」
「あ、うん。やる」
「お菓子とお茶持ってきたからやろー? ねー?」
「え、でもあたしもうちょっと見た……」
「いいからまじで! そういうの!」
いや、別に見られてもいいんだけど。アダルトグッズ持ってるんだねーって言ってた彼女も過去にいたけど!
(ルーチェは、目が、なんか違うんだよ!!! なんかこっちがすごく恥ずかしくなるんだよ!!!)
「宿題のとこ、わかんないんだよねー。あたし、本当に勉強向いてないと思う」
ルーチェが鞄から教科書とノートを取り出し、クレイジーも教科書とノートを鞄から取り出した。ついでにクレイジーがルーチェの教科書を正面から覗き込む。
「どこ?」
「文法」
「いひひ! また文法?」
「本当苦手。教科書見てもわかんない」
「ちょっと見て良い?」
「ん……」
クレイジーが教科書を見る。そして、あー、ここかー。簡単じゃん。と思うが、ルーチェにとってはその簡単が難しいのだ。
(動画編集とかデザインとか文章書いたりとか、そういうことは楽しそうにやるくせに、こういうのは苦手なんだよな。ルーチェ)
「ちょっと横行っていい?」
「うん。ごめんね」
「えっとねー」
ルーチェの隣に座る。距離がとても近くなる。
「補助的な分節ってさ、ほら、例文ここにあるっしょ? 『いる』ってさ、『存在する』って意味じゃん? でも、補助になると本来の意味として使われなくなるのね。『兄は出かけている。』これは動詞を補助してる。よりわかりやすくしてるのよ。『兄は庭にいる。』これは普通に本来の意味として使われてる」
「なるほど」
「じゃあ、この問題は?」
「わからない」
「例文書くねー」
クレイジーがどうしたらルーチェにも理解が出来るか考えながら書いていく。
「『ルーチェっぴには彼氏がいる。』この『いる』って、『存在する』って意味が、使われて?」
「る」
「そうそう。じゃあ、『ルーチェっぴは、今日、俺っちの部屋で勉強している。』この『いる』って、『存在する』って意味が使われて?」
「ない」
「やるじゃん。ルーチェっぴ。じゃあ、この問題は?」
「……ア、と、イ?」
「……。あー、そう! ほら、出来るじゃん!」
「難しー……」
「本来の意味が使われてるか、そうでないかで判断したらわかるって」
「すごいね。クレイジー君。あたし、全然わかんない……」
「教科書の例文見なって。ほら、ここにも書いてある」
「あ、本当だー」
(……教科書見てるって言ってる割には取りこぼし多いよな)
ま、しょうがないか。この子はそういう子だから。
「わ、すごい。でも、クレイジー君のい、言った通りにやったら、すごい。あってる!」
「でしょー?」
「わあ! 解ける! すごい!」
しかし、またしゅんとした顔になる。
「わかんない……」
「どこー?(俺の宿題はルーチェ帰ってからにするか)」
「ここ……」
「ここはー」
家庭教師のバイトをしてる気分になるほど、ルーチェを子供だと思って基礎から勉強を教えていく。しかし、絡んだ糸を解きさえすれば、ルーチェはすんなりと理解し、問題を解いていった。
(なんか、普通に解けてるな)
「……クレイジー君」
「ん?」
「宿題、しなくていいの?」
「うん。へーきへーき」
「でも、一緒にするって……」
「ルーチェっぴ、集中切れた?」
「いや、んー……大丈夫なのかなって」
「俺っちはへーき。へーきじゃないのはルーチェっぴじゃない? なんでここ避けたの?」
「……わかんないから」
「ここはつまりー」
距離が近い。手の位置が近い。肩が当たる。顔が近い。後ろから抱きしめられそう。
(……キス、出来そう)
「あー、なるほど。じゃあ、こういうこと?」
「そーそー! できんじゃん! ルーチェっぴ!」
今までならガバーッといって、「ねー、えっちしよー」って簡単に言えた。「まじで好き。や、ネタ抜きで、本当に。こんな気持ち初めて。もっと愛したい。まじで大切にするから、しよ?」って言えた。で、ヤッた。今まで本気でテキトーに言葉を選んで使えばいけた。別にコンドームも余ってるし、ヤろうと思えば全然ヤれる。
だけど、
「終わったー!」
ルーチェがにこにこ笑っている。
「ありがとう! クレイジー君!」
「どういたましてー」
何も言えなくなる。
「あ、もうこんな時間。帰らないとミ、ミランダ様、心配しちゃう」
「駅まで送ってくー」
「うん。ありがとう」
駅まで送って、
「したっけねー」
「ばいばーい」
お互い家に帰る。ルーチェから、屋敷についたよ。とチャットが来たので返信して、また明日一緒に帰る約束をする。
「……はー……」
ルーチェのいなくなった部屋で一人、クレイジーがベッドに倒れ、ため息を吐いた。
(まじで言えなかった……)
ルーチェが部屋に来るって決まった時、結構する気満々だったんだけど、
(言えなかったな)
なんか手を出したら、
(嫌がられるかなって思って)
今まで彼氏いたことないって言ってたよな。じゃあ処女か。挿れる前に時間かけて前戯しないと痛がるよな。
(面倒くさー)
また余裕ある時でいいや。宿題は全然答えわかるし、授業始まる前にやればいい。今夜は疲れたからAVでヌいて寝よ。
そう思いながらクレイジーが瞼を閉じた。
――唇を重ね合わせる。
「あっ……」
ルーチェの吐息が聞こえ、クレイジーの鼓動が速くなる。浅くなった息を吸って、吐いて、彼女の体に触れていく。
「クレイジー君……」
ルーチェの声が鼓膜に当たれば、強く抱きしめたくなって、腕に力を入れる。
「ふふっ、クレイジー君……」
笑う声を聞いたら、キスがしたくなって再び唇を重ねた。
「ん、んむ……」
手を滑らせれば、ルーチェの肌に触れられる。そして、誰でも触れるようなところでない大切なそこを、指で優しくなぞってみれば、ルーチェの腰がひくりと揺れた。
「あ、だめ……」
その言い方が、まるで煽ってるような言い方に聞こえて、クレイジーの呼吸は更に浅くなっていく。上から見下ろせば、生まれたままの姿のルーチェが自分だけを見つめている。
「ユアン君……」
「……ルーチェ……いい?」
「痛くしない……?」
「わかんね、けど……なるべく、しないようにする。……痛かったら言って」
「ん……。わかった……」
ルーチェが足を広げた。
「来て……」
「……っ、ルーチェ……!」
「あっ!」
「っ」
ルーチェの中がきつくて、絞め付けられる。
「っ、ユアン君、気持ちいい……!」
(うわ、やばい、これ。ルーチェ、やばい。気持ちいい。イきそう)
「あっ、そんな、だめ、あっ、はげし、い! あっ!」
(やべ、イク、イク、いっ……!)
「あっ……!!」
そこでクレイジーがはっとした。自分の下にいる人が、ルーチェじゃなかった。知らない女が、自分の下にいる。
「はあ、はあ……気持ちよかった……♡」
「……」
クレイジーが目を覚ました。スマートフォンからアダルト動画が再生されていた。
「……」
違和感を感じて、クレイジーが股間を見下ろした。さらに違和感を感じてチャックを下げ、その中に手を突っ込んで触れてみると――枯れた笑い声が出た。
(……やべ。夢精した)
うわー。
(バレたら兄ちゃん達にからかわれる……。……まだ帰ってきてないかな)
「ユアン! ご飯の時間だぞー!」
(うわー、最悪だー……。……風呂場で洗うかー)
「ユアーン!」
「俺っち、先に風呂入るー!」
クレイジーが大声を出しながら部屋から出ていった。
(*'ω'*)
クレイジーは奇策を考えるために紙に情報を書いていく。
(人前でいちゃこらは無し)
この間、ランチしてる時に近づいたらルーチェにめちゃくちゃ拒否られた。理由を聞いたら、「人前だから」「公の場だから」「図書室だから」って毅然として言ってた。
(ルーチェのタイプは時間かけた方が良いか)
面倒くさいなー。イチャイチャしたいだけなんだけどなー。
(だけど、なんだろう)
ルーチェとイチャつくために奇策を考えてるこの時間が、楽しくて仕方ない。
(さて、何を仕掛けようか)
クラスが違うから会えるのはランチ時間。
(それなら)
――翌日の図書室。ルーチェがいつも通りお弁当を広げるとクレイジーが隣りに座った。今日は正面じゃないんだな、と思いながらもルーチェは黙っておにぎりを食べる。クレイジーもサンドウィッチを食べる。二人で魔法の話をする。クレイジーが駆け出しクラスでやった授業の話をすると、ルーチェの目が輝く。あたしも早くそっちのクラスになりたいなーなどと呟く。あ、そうだ。
「クレイジー君、小説読んで良い?」
「んー」
「ありがとう。読んでるやつがね、さ、さ、さっき、更新されてたから」
ルーチェが両手でスマートフォンを弄りだした。このタイミングを待ってた。クレイジーもスマートフォンを取り出す。ルーチェがスマートフォンを机に置いた。右手で操作する。左手が椅子に置かれた。
クレイジーがその手を握った。
「……」
ルーチェが固まった。クレイジーはスマートフォンを弄るふりをする。
「……」
クレイジーの目玉が動いた。固まるルーチェを見て、吹きそうになり、目をそらし、満足げな笑顔で動画サイトに入り、魔法動画を再生する。そして、もう一度ちらっと見てみると――耳が赤くなり、全く右手が動かなくなったルーチェが見えて、自然と口角が上がっていった。
(小動物じゃん)
何これ。連れて帰りたいんだけど。
(……抱きしめたら拒否られるもんな)
(ほっぺたにキスも駄目)
机の下で、誰にも見えない死角で手を繋ぐならOKでしょ?
(わー。何これ。可愛いー。まじ連れて帰りてー。えっちしたいー)
「……」
(ん?)
クレイジーが手を見た。ルーチェの手も、クレイジーの手を握り返していた。
(……えー。何それー……)
クレイジーがルーチェの肩に頭を乗せた。ルーチェの肩がビクッと揺れるが、無視する。
(普通にときめいたんだけど。何これ)
ルーチェは気を紛らわせるために小説を読み始めたようだ。右手が動いてる。
(ルーチェっぴー。キスしたいっぴー。えっちしたいっぴー)
ルーチェだからしたい。
(抱きしめたいんだけど駄目かな。……や、今日は手でいっか)
手を握られただけで胸がときめくとか、何なの?
「……ね、ルーチェっぴ」
「……なぁに?」
「好き」
ルーチェの動いてた目が止まる。
「まじ、好き」
「……うん。……ありがとう」
お互いの手を握りしめ合う。
「……嬉しい」
「ルーチェっぴは?」
「……まだわかんないから……」
「ね、甘い声で好きって言って?」
「うーん。まだわか、わかんないからな。……嫌いじゃない」
「ブフっ! ひひ! それまじで言ってる?」
「まじで言ってる」
「大好きって言って」
「嘘つきたくないもん」
「真面目だっぴなー。ルーチェっぴー」
「……あとじゅ、10分で、休み時間終わるね」
「んー。だね」
「……終わるまで……、……このままでも……いい?」
「……」
「……いい?」
「……んー。いいよー」
「……んふふ」
ルーチェの笑った顔に、目が奪われる。
「ありがとう」
(……あー、やっぱり……)
俺、ルーチェのこと好きだな。
「ルーチェっぴ、今日も家来ない?」
「バイトあるから。……クレイジー君もでしょ?」
「あー、……じゃあ、土曜日遊ばね?」
「土曜はお屋敷の掃除しなきゃ。ミランダ様、綺麗好きだから」
「……あ、そう」
「……日曜の昼なら大丈夫だよ?」
「……何時まで?」
「まあ、遅くならない程度には」
「……デートしよ」
「お金ないよ」
「じゃあ、家でゲームする?」
「あ、うん。それなら」
「じゃあ、それで」
――っしゃああああああああ!! 日曜にまたルーチェが部屋に来るぅうううううううう!!
「マイクラすっべー」
「あ、いいね。やりたい」
(今度こそルーチェとえっちする方法考えよう。誘い方とタイミングを図って……)
「うふふ。楽しみ」
「……うん! 俺っちも楽しみ!」
(……また苦戦しそう……)
予想通り、日曜日も結局ルーチェに振り回されることとなる。しかし、だからこそまた奇策を考え出さないと。ルーチェとセックスするために。ルーチェと体を重ねるために。
もっとルーチェとの愛を育てるために。
(もっとイチャイチャするにはどうしたらいいかなー。……抱きしめたいなー)
さて、考えよう。奇策を考えるんだ。
クレイジーがにやけながら、今日も部屋にこもって紙を広げた。スマートフォンの待受画面には、ルーチェの笑顔が写っていた。
思春期ボーイ END
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