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2022年2月28日 19:47
あらすじも碌に書かずに描き始めたこの作品のキャッチフレーズは今見返すと正直で、この物語は二人のために(もっと言ってしまえば自分のために)書いているようなものです。物語世界の奥行も構造も練って、“透き通る”と評価いただいた文章も研いで濾過してエネルギーを込めたものですが、「その原動力は」と言えば二人に出会って結末を迎えてもらいたいからなのだと思います。自分で“尊い”とは中々言えませんが、二人の邂逅も軌跡もできるだけ丁寧に描こうとしています。「解釈無しでは、あの海を歩けない」このような気取ったフレーズを後の章で使おうと創作メモに残しています。流石は有澤様、見事に歩いていただけました。ツナセ探偵も喜んでいそうです。実際に物理的に浮いていたかどうかはともかく、彼はナツが持ち込んだ存在(=海側の存在ではない)なので、世界からは浮いているのが正しい……はずです。この度はお読みいただきありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。kinomi様の小説を拝読するときは、毎回少しドキドキしております。というのも触れて頂きましたとおり、読み手への解釈が委ねられる作風において、私はどれだけ作者の意図を汲めただろうか? と、まるでテストを受ける子どものような気持ちも少しあって。明後日の方向を向いていなければ、よかったです。そういう気持ちもありますが、それはそれとして純粋に、楽しく、読書できました。念のため!こちらこそありがとうございました。
あらすじも碌に書かずに描き始めたこの作品のキャッチフレーズは今見返すと正直で、この物語は二人のために(もっと言ってしまえば自分のために)書いているようなものです。物語世界の奥行も構造も練って、“透き通る”と評価いただいた文章も研いで濾過してエネルギーを込めたものですが、「その原動力は」と言えば二人に出会って結末を迎えてもらいたいからなのだと思います。自分で“尊い”とは中々言えませんが、二人の邂逅も軌跡もできるだけ丁寧に描こうとしています。
「解釈無しでは、あの海を歩けない」
このような気取ったフレーズを後の章で使おうと創作メモに残しています。流石は有澤様、見事に歩いていただけました。
ツナセ探偵も喜んでいそうです。実際に物理的に浮いていたかどうかはともかく、彼はナツが持ち込んだ存在(=海側の存在ではない)なので、世界からは浮いているのが正しい……はずです。
この度はお読みいただきありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
kinomi様の小説を拝読するときは、毎回少しドキドキしております。
というのも触れて頂きましたとおり、読み手への解釈が委ねられる作風において、私はどれだけ作者の意図を汲めただろうか? と、まるでテストを受ける子どものような気持ちも少しあって。
明後日の方向を向いていなければ、よかったです。
そういう気持ちもありますが、それはそれとして純粋に、楽しく、読書できました。念のため!
こちらこそありがとうございました。