第34話 ワン子 エイルさんに付いてきてもらう
エイルさん、 あ、付いて来てくださるんですか?ワン
ありがとうですワン
回りの木に当たり散らし、暴れている精霊に、
にっこりと微笑むお姫さまことエイルさん「こんにちは」
「何よお!!木の枝でバンバン叩かれたいの!」
「それはちょっと遠慮! ねえ、君 木の枝を折られて怒ってるんだね
傷つけられて、怒ったり、悲しい気持ちは よく分かるよ」
じっつとエイルさんを見つめる ブルーベリーの精霊
「貴方には 分かるのね?」
にっこりと微笑むエイル
「実が欲しいの?」
「うん、とても 今、必要!」
「いいわ! 上の方に一つだけ残ってる...
でも もし、木の枝を折ったら許さないから」
「かなり、かなり!上の方ですワン!
…なんでも、黒と白の国の王族の人なら、
翼があるので、空を飛ぶ事が出来るのにワン!」
「…わん子さん 登るから手伝ってくれる?」
「はいですワン」
でも、さすがエイルさんですワン!
精霊さんを説得出来てよかったですワン!
メキ! あれ!!メキキ だめです!
その枝の上に乗っては折れちゃいますワン!
バキイイ! 「きゃああ」何本かの枝を折り
上からエイルさんが落ちてきて、ワン子を下敷きにしたワン!
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「ごめん!!わん子さん!大丈夫!!」 「だ、大丈夫ですワン!」
「...何本も枝を折った!
しかも そのうちの1本の枝は 私のお気に入り~!!」
とブルーベリーの精霊さんの怒りの声
ビュンと風をきり、何本も木の枝が襲い来る!
「きや!」と悲鳴を上げたエイルさんを
グイと引っ張り 枝の攻撃から避けさせた子竜さん!ナイス!!
が、攻撃の第2弾はワン子さんに襲い来る!!「痛い!痛いてば!」
バシ!バシ!バシ!「痛たたた!!」
今度は大枝に吹っ飛ばされたワン!「あ~れええ~!!!」
きらん お空の星になったワン!
ため息まじりの子竜さんが
「時間をさかのぼる・・to be コンテニュ~」
の呪文を唱える。
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