第51話 スズメを撮りにいこう!(スズメ)

 スズメを撮りにいこう!


 というわけで、スズメが撮りたくなったので、スズメを撮りにいきました。


 スズメ、昔は家の周りによくやってきました。庭先にお米を置いておくと、ついばみに飛んでくるんです。可愛かったですね。

 けれども最近は、ほとんど見なくなりました。ヒヨドリの縄張りになって、追い出されてしまったのか。相変わらず、えさ台にはなにも来ません。残念です。


 けれども、通勤途中に通る高架橋で、いつもその姿を見ることができます。朝に高架橋の下を通ると、橋のでっぱりにスズメたちが群れています。昼や夕方はなぜか会えません。朝だけ、みんなで集会をしているのでしょうか。


 そんなわけで、今回は少し早起きをして、午前中にバードウォッチングへ出掛けました。


 高架橋へ向かう途中に、スズメの声がします。近くにいるのかなと思っていると、目の前を横切り、そばの木の枝先にとまってくれました。まるで撮れと言わんばかりのベストポジションです。さっそく写真が撮れました。


 いよいよ到着、高架橋。交差点の上に、車専用の道路が走っています。橋のでっぱりに、いました。スズメたちが、七、八羽ほどとまってチュンチュン鳴いています。


 カメラを向けて、何枚か写真を撮りました。高架橋には、大きな板状のガードレールが敷かれているのですが、見ているとスズメたちはその隙間に入ったり、隙間から出てきたりしています。ここがスズメたちの寝床なのだろうと思います。


 さらに、よく見ると、高架橋のガードレールは前にも後ろにも続いているのに、スズメたちが群がっているのは、この交差点の上だけのようです。近くの家に、実のなる木があるからでしょうか。理由は定かではありませんが、ここがスズメたちのベストポジションみたいです。


 写真を撮り終えたので、次はいつものバードウォッチングコースへ行ってみましょう。


 しかしその後は、追い風と逆光による過酷な旅路でした。最後にカラスの群れに出会って写真を撮ったのですが、よく見るとこいつら、カラスじゃないような……。それはまた、別のお話。


 なにはともあれ、今回はスズメたちを愛でることができて、楽しいバードウォッチングでした。また、通勤途中にお会いしましょう。




《今回撮れた鳥》

・スズメ

https://kakuyomu.jp/users/miyakusa/news/16817330653826715153

(高架橋でたわむれるスズメたち)

https://twitter.com/miyakusa_h/status/1630467174468046849

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る