第49話 冬に群れる小鳥たち(アトリほか)
寒波がやってくる少し前のこと。久し振りに晴れたので、今を逃がすといつ鳥が見に行けるかわからないとバードウォッチングへ出掛けてきました。
向かったのは、いつもの田んぼ道コース。今回はどんな鳥に出会えるでしょうか。
田んぼ道で上空を飛ぶトビを
しばらく歩いていくと、対岸の木に、なにやら丸いものがたくさんついていました。
葉っぱかな? 実かな?
一瞬、そう思ったのですが、よく見ると丸いものはちょこちょこ枝を動き回っています。
鳥だ!
さっそくカメラを向けて確認してみます。首回りのオレンジ色が鮮やかな小鳥――アトリでした。一本の木にたくさんとまっています。あまりに多いので、カメラのピントがなかなかあわない……。枝先にいる一羽をねらって、なんとか写真が撮れました。
アトリは冬にやってくる渡り鳥です。大きな群れを作って動き回ることが多く、大群が木にとまるとオレンジ色の花が咲いたように見えるのだとか。
オスのほうが首回りの色は鮮やかで、メスは少し淡い色をしています。(写真の真ん中にいるのがオス。下のほうに写っているのがメスっぽいです。)
さらに、少し進むと、対岸の木にまた鳥を発見。
確認してみると、カシラダカでした。
カシラダカもおもに冬にやってくる渡り鳥です。姿はスズメに似ていますが、名前のとおり、頭の羽が立っているのが特徴です。まるでモヒカンみたいで、ワイルドな小鳥ですね。
こちらも、群れでいることが多い鳥です。アトリと距離はとりつつ、ホオジロといっしょに群れていました。
冬の小鳥たちは、群れを作ることが多いです。シジュウカラやヤマガラやコゲラやエナガたちは、いろんな種が混じって「混群」というものを作ります。一方、アトリはアトリだけで群れていることが多いように見えます。群れる鳥の中でも、鳥によって好き嫌いがあるのでしょうか。
あっ、でもジョウビタキは群れを作らないで、一羽かつがいでいることが多いですね。鳥によって、それぞれのやり方があるのでしょう。
この後は、最近常連となっているノスリに出会ったり、ツグミに出会ったり、冬の鳥を満喫しました。
そして寒波が到来し、しばらくはまた悪天候でバードウォッチングにいけそうにないですね。さびしいですが、次に晴れる日を楽しみにしております。
《今回出会えた鳥》
・トビ
・アトリ
・カシラダカ
・ホオジロ
・ノスリ
・ツグミ
《今回撮れた写真》
・アトリ
https://twitter.com/miyakusa_h/status/1618208728700059650
・カシラダカ
https://twitter.com/miyakusa_h/status/1618586896715874304
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