第19話 怒り

私は誰に突き飛ばされたかすぐに理解した。

アヤだ、アヤがスキルを使い私を助けたのだろう。

しかし、そのせいでアヤが剣で刺されてしまった。

私は剣を抜き、少女と距離をとった。

魔王「アヤ、なぜ戻ってきた?」

私はアヤが守ってくれた事への感謝を忘れ、聞いた。

アヤ「ごめんなさい。私は_魔王様_の役に立ちたくて」

アヤは血を吐きながら答えた。

私はアヤの傷を魔法で治そうと思ったがスキルで傷つけられているせいか治りが遅い

しかも、あの少女も迫ってきている。また、切りかかってきた。距離を取ろうとアヤをつかもうとすると少女にアヤを持っていかれた。

魔王「待て‼」

あいつの狙いは私ではないのか?すると、

ケレン「この娘__スキルを持っている」

アヤの動きが見えていたか、少女はアヤを取り込もうとしていた

近づこうとしたが私も体力的にきついがまだ何とか

アヤが手を伸ばしていたので私も伸ばしたが

魔王「アヤ‼」

そう叫んだと同時にアヤが吸収された。

そして、目の前にアヤの腕が落ちてきた。

このブレスレットはアヤに『ウィルトン』でプレゼントした奴だった。

少女が吸収し終え私に襲い掛かってきたが、、、、もう、どうでもいい

すべてがどうでもよくなり、私の意識が途切れた。

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