第13話 道
私が話終わるとアヤの顔には複雑そうな表情が浮かんでいる。
それは、驚きと悲しみあとは喜び?のように感じれた。
魔王「なぜ、そんな顔をする?」
私はそんな事を聞いてしまった。
アヤ「なぜって魔王様が勇者パーティーにいたことへの驚きや、魔王様の過去がすごい悲しかった事からです」
アヤは少し目の下が赤い、私の話はそんなにも悲しかったのかという疑問は置いときつつ、私は次の質問に移った
魔王「では、少し喜び?が見えるのはなぜだ?」
するとアヤは、少し照れくさそうに
アヤ「私は魔王様が魔王でいてくれて嬉しいからですかね」
私の中の疑問が増えた、その疑問に答えるように
アヤ「だって、魔王様は私の父の命を救ってくれたじゃないですか、私はいろんな医者の所へ行っても直せないの一点張りで誰も救ってくれませんでした。」
確かに、アヤの父であるアキタケの病気はそこらの医者では直せない
アヤ「しかし、魔王様は救ってくれました。あったばかりの私の話を聞いてしかも、その日のうちに」
アヤは嬉しそうに話した。
アヤ「だから、私は魔王様についていこうと思ったんです」
なるほど、とは言いにくいが、まぁ、とりあえず納得をしておこう
なんやかんやで私とアヤの仲が深まったと思う
そう、感じながらギルドに帰る準備をしていた。
すっかり、外が暗くなっていた。
ここから、私の国までは結構あり私は近くの町に泊まる事にした。
魔王「近くの国に泊まるぞ」
アヤ「私の事は気にしないでくださいよ」
気づかれてしまった、確かに私はアヤの体力を考慮している
なぜなら勇者の遺品、アヤの場合『超神速』といったところか
あれは、たしかに効果はすごいなぜなら人の目では何が起こったか理解できないからだ。しかし、その分、筋力、体力の消費が多い今もアヤは強がっているが足がプルプルしている。
そして、私はアヤと近くの町に行くことにした。
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