第6話 初仕事

あれから、一か月くらいたっただろうかアヤは仕事覚えが悪いわけではないのだがたまにミスをする。そして、今日も多い仕事を教えていた。

魔王「すまないな。今日は、セバスがいない日で、、、」

アヤ「いえ、私は魔王様に教えていただいて嬉しいです」

アヤは照れながら言ってきた。また、心がざわめいた。

アヤに教えた仕事は主に三つ「朝食の時間呼びに来ること」、「町の調査の時の付き添い」、「たまに魔王の仕事手伝い」

アヤは納得したようにうなずいた。

魔王「では、早速だが、町に行くぞ」

今日は市場の物価調査をする日だからだ

アヤ「はい、了解しました」


~市場~

アヤ「すごいにぎわってますね」

魔王「今月は豊作だったのだろう」

今日の調査はアヤがいるので隠密魔法はなしにした、やっぱり私が魔王だなんて誰もわからないようだ。

アヤ「そういえば、私、たまに家へ帰ってもよろしいですか?」

突然そんな事を聞いてきた。私は少し冗談を含め

魔王「何を言っている駄目に決まっているだろう、お前は私の側で死ぬまで働くのだぞ?」

唐突なブラック発言、さぁ、アヤはどう返す?

アヤ「そうですか、それは光栄です」

アヤは顔を少し赤くして答えた

魔王「こわくないのか?心配ではないのか?」

私には理解できなっかった

アヤ「怖いも何も私にとって一番怖いのは仕事を失うことです。なぜなら、安定した仕事がないと、また、父の時のようなことがあったら困るからです」

魔王「確かにそうだが、、、」

アヤ「しかし、魔王様は私が死ぬまで安定した仕事をくれると言ってくれるじゃないですか、これ以上の幸せはないのではありませんか?」

なるほど確かにこの世界ではそうなのかもしれない、事実、町の裏路地には仕事を失て困っている者もいる、それも改善点の一つなのだろう

魔王「まぁ、話を戻すが本当はこういう町調査の時、意外は仕事をしてくれば休日は家に帰ってもらってかまわない」

すると、アヤはホッとしたように

アヤ「そうですか、ありがとうございます。しかし、この仕事、休日があるのですね?」

魔王「当たり前だ」

魔王城の仕事は週に休みは二日、給料は月金貨一枚(日本円で七万程度、アヤの場合家に銀貨500枚アヤ自身に銀貨500枚(日本円三万円程度)仕事は少しハードだが魔王城に住み込みの三食ありの仕事である

アヤ「この国ではホワイトじゃないですか」

魔王「仕事の設定は雇い主に任せているからな」

そうこうしている内に調査は終わり私とアヤはギルドの前についた。

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