第2話 面倒事

あれから一週間くらいたったころ。

~城下町~

私は城下町に来ていた、理由としては町の状態の確認や魔法の事などである。

魔王「魔王が安全だと分かった今でも魔法の研究や学校なんかやってるんだな」

私はそうぶつぶつ言いながら歩いていた。

正直こんなことしても私たち魔王の足元にも及ばないと思いながら。

魔王「しかし、なぜこんなにも今日は、中央道は混んでいるんだ」

町の中央道は掲示板があるが、いつもこんなに混んでいない。

人ごみに流されるように掲示板の方に向かった。

そこで私が目にしたのは

『魔王城働き手募集!

 世話役一人

 掃除役三人』

魔王「なるほどセバスはうまくやってくれているようだ」

私は関心した。

流石セバス、私が望むことをやってくれているが少し文句を言うと少し爺くさい気もするがやってくれるだけありがたい。

そう思い、裏路地から帰る事にした。

その時、

魔王「おっと」

火球が飛んできた。

???「まじか、今の避けられるのか」

魔王「弾速が遅いんだよ。」

何故人間の魔法とはここまで弱いのか

???「まぁ、いいや、とりあえず死んでくれないか魔王」

最近流行りの通り魔かと思ったが違うな

魔王「勇者復活会か、なぜ私の正体が分かった?私は認識阻害を使っていて誰にも気づかないはずだが」

勇者復活会、魔王を倒すための勇者を育てたりする人たちの事だ

???「これだよ」

そう言い一つの石を差し出した。

魔王「なるほど、魔法結晶か、確かにそれなら私の姿をにんしきできるな」

最近、密輸入されたという噂を聞いたが本当だったのか。

そして、認識阻害の術式を組みなおさなければ、私は自分の仕事が増えたことにイラつきを覚えた。

魔王「どうでもいいけど、とりあえず邪魔」

そう言い私は右手を挙げた。

???「やばいな」

そう言い男は防御術式を立ち上げた。

魔王「無駄だ」

その瞬間、男は消滅した。

消滅魔法、勇者にはきかないが弱い人間には十分だ。

まぁ、魔王城帰ろうと私は帰路についた。

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