第20話
「どうしたの?大きな物音を立てて、うるさいわよ。」
この声はメイユンの声だ。来ちゃだめだ。間違えなく殺されてしまう。
「みんな大丈夫?カンナちゃんも。あなたたちがやったの?」
「ええ、そうよ。私たちはあるお方からこの人達を始末するように頼まれたの。そしてその後この旅館の人たちもね。」
「許せない、誰の頼みであろうと人を傷つけることは!」
少女の瞳は怒りに満ちていた。
「危ない、行っちゃだめだ、メイユン!」
俺の考えは間違っていた。メイユンの足は獣となり、物凄いスピードで双子のもとに行き、胸元を切りつけた。恐るべき速さ、これが獣人族なのか。
「素晴らしいです。これなら勝てます。私たちも彼女に続きましょう。」
「お姉ちゃん。まずいわ。逃げなくっちゃ。」
「そうね、残念だけど、一旦撤退よ。また遊びに来るわ、獣人ちゃん。その時はまたこうして遊びましょう。トゥインクルワープ。」
双子は姿を消した。仕留められなっかたことに後悔をしているが、それよりもメイユンが来なければ、こちらがやられていた。
「助けに来てくれてありがとう、メイユン。」
少女は獣化を解こうとはしなかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます