第6話

 「待ちたまえ!その少年を殺すでない。」


 「貴様何者だ?」


 「我は整光騎士団所属のロックスだ。我が来たからには安心しろ少年。そしてもう一人、私たちの仲間を開放してもらおう。」


 「仲間だ?もしかして俺様のガールフレンドの事かい。ならそれはだめだ。それに今更整光騎士が来たところでなんだ。俺はすでに一人、俺のガールフレンドでもある整光騎士を倒しているんだぞ。」


 「それはどうかな。油断するとは貴様低級のものだな。騎士として恥ずかしい。気に入らないぞ!」


 「なんだと、このくそ悪魔め。俺はこれでも十二星剣の一人。主様に選ばれた十二人の騎士だ。俺の魔法を食らいやがれ。」


 「効かぬ。お前の魔法は素晴らしい。だがわれの方が格上だったな。貴様の魔法の弱点は格上のものには通じないことだ。」


 「ま、ま、まずい。死にたくない。助けてくれ主様。」


 「無駄なあがきだ。食らえ、ヘルフレイムスラッシュ!」


 俺が倒れてから何日が立ったのだろうか?気が付くとベッドの上に俺はいた。


 「ようやく起きたか少年。無事で何よりだ。」

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