第22話 地理
「ヒース、ヒースー...」
「ハイなんでしょうか、優様。」
ヒースというのはヒースファイトの事だ。
「ヒースはこの世界の事にについてどのくらい知っている?」
「そうですねぇ、自分も引きこもっていたんで詳しいことは知りませんけど...」
「いい、話せ。」
**********
その後のヒースの話で分かったのだが、この森は[終わりの魔林]と言われているらしい。
なんでそんな風に呼ばれているかというと、それはここの魔物が強すぎるからだ。
どれくらい強いかは、大魔王とかいうやつが裸足で逃げ出すくらいのレベルらしい。
まぁ、大魔王がどれくらい強いかは分からんから、どれくらいのレベルかは分からないが...
まぁともかくヤバいところらしい...
そんなところに居座っている俺は相当ヤバい...
そして他にも分かったことがある。
それはこの森がある大陸の名前だ。
この大陸の名前はエンドランドと呼ばれているらしい...
名前からしてヤバいが、どうやらヒトが一人もいないらしい。
そうヒトがいないのだ...
ということはもちろん、魔物いるし、他にも化け物がたくさんいる。
エンドランドには終わりの森以外にもいろんなところがある。
地獄山、絶海、滅びの湖、殺川、魔の丘...etcだ...
うん...見に行こうと思わない名前だなぁ...
勿論、この世界にはエンドランド以外の大陸もある。
ヒュームランド、森の民の大島、鉄大陸、獣の大陸、暗黒大陸、共存大陸、だ。
順番に説明していくと、ヒュームランドは簡単に言えば人間の大陸だ。
この大陸には人間の国しかないらしい。
ただ人間の国といってもいろんな国がある。
経済優先の国や、軍国主義の国、貧富の差が激しい国、農業の国...etcだ。
まぁこんな風にいろんな国があるため、意見の相違が出てくる。
そうなると勿論争いが起きる。
つまりしょっちゅう戦争をしているということだ。
間違っても俺は、こんな大陸にはいかないぞ...
次に、森の民の大島についてだがこの大陸はそんなに大きくない。
そのため一つの国で構成されている。
主に住んでるのは森の民 エルフだ。
生活様式は若干、昔の日本に似ているらしい。
うん、この大陸には行ってもいいかな。
次は鉄大陸だ。
この大陸にすんでいるのは主にドワーフだ。
この大陸ではたくさんの鉱石が取れるため鍛冶の技術が発展してきた。
いい武器をそろえるなら鉄大陸で、と言われるくらいだ。
獣の大陸には主に獣人が住んでいる。
獣人といってもいろんな種類がいて犬から猫まで、はては龍までと、いろんなタイプの獣人がいる。
また見た目も様々だ。
耳やしっぽがあるだけのものから、角だけ、はたまた二足歩行の獣の様な獣人まで、
これまた種類がたくさんいる。
そして今まで話した中で一番よくないといわれているのが暗黒大陸だ。
ここには大魔王というやつがいて、こいつが魔物や魔族とかいうやつを従えているらしい。
こいつは人間にとって害悪な魔物を従えていることから、人間に物凄く嫌われているらしい。
少し大魔王に同情する...
最後に共存大陸だ。
この大陸には様々な種族が住んでいる。
一番平和なのはこの大陸だろう。
行くとしたらこの大陸がいいかな...
そして俺は思った...
「俺、いま未開の地にいるじゃん。」と...
前々からうっすら感じていたが今日それがはっきり分かった。
「これからどうしようかなぁ...」
そう、不安を感じながらヒースとの話は終わった。
神に至る異世界転移者 寿司太郎 @tyuutoro
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