第21話 龍王

「舐めた態度とってすいませんでした!」


と言われても...


「はぁなんか拍子抜けですね。」


と、獄座が言う。確かにその通りだ。


「で、そこのドラゴンはどうしたいの?」


「もちろん貴方様の言うとおりに。」


「と言われても、どうしたらいいか...」


と、迷っていると、獄座が言ってきた。


「それなら、我が主の眷属にしては?」


「うーん、こいつ役に立つか?」


というと、


「もちろん役に立ちますから、見捨てないでください!」


とドラゴンが懇願してきた。


「まぁ、役に立たないようなら、殺せばいいだけですし、一度眷属にしては?」


と獄座は言ってくる。

本当に役に立つか、こいつ?


「まぁ仮の眷属ってことならいいけど...大丈夫だろうな?」


「はい、それはもちろん精一杯働かせてもらいますよ!」


と、ドラゴンは言う。

まぁ、そこそこ強そうだしいっか。

あっ、でも仕事はないと思うなぁ。


「そういえば、お前名前なんていうの?」


「自分、ヒースファイトって言います。」


ヒースファイトかぁ...

無駄にかっこいい名前だなぁ、こいつには合わない。


「まぁいいや、『眷属化』、これでいいだろう。」


「あ、ありがとうございます。」


「あぁ、よろしくな。」


「ところで、貴方様のお名前は?」


「俺名前は神白 優だ。」


「よろしくお願いします、優様。」


ふぅ、また賑やかになったな...


ちなみにヒースファイトのステータスはこちら。


NAME ヒースファイト


LEVEL 4GLv

HP 6G

MP 5G

SP 5G


STR 24G

ATK 7G

VIT 5G

AGI 4G

DEX 3G

INT 4G

LUK 1G


SKIL 

剣術 魔法 魔力支配 神武術

龍牙 龍爪 龍鱗 龍血 龍眼 龍砲 逆鱗 人化 

不滅 進化 万能 創造 制御 


ITEM nothing


うん、なかなか強いね。獄座には及ばないけど...


「とりあえず迷宮に戻るか...」


「あっ待ってください。」


とヒースファイトが言ってきた。


「ここにある物全部持って行っていいですよ。」


「えっ、いいの?」


「はい、何なら遺跡ごと持って行ってもいいですよ。」


うーん、まぁできなくはないけど...


「面倒くさいなぁ...『亜空庫』!」


俺が魔法を発動させると、あたりは更地になった。


「わーお、さすが優様ですね...」


とヒースファイトは言ってくる。


「あ、そうだ!この姿のままじゃ、邪魔ですよね。」


と、ヒースファイトは言い、光を放ち小さくなっていった。


「おぉ、すごいな、完全に人型だ。」


そこには、赤髪の好青年がいた。


「改めてよろしくお願いします、優様。」


「あぁ、よろしく。」


そう言い僕らは迷宮に戻っていった。






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