第12話 理論

「か、完成したー」


終わった。ようやく終わったんだ。


「おめでとうございますマスター。」


「あぁ。ありがとう。」


何が終わったのかというと、それはもちろん新魔法理論構築が、だ。


「それにしても、この魔法理論は我ながらすさまじいな。」


俺が作った新しい魔法理論の名前は [魔法陣魔法理論] というものだ。

今までにあった理論の中で主だったものは [属性魔法理論]、[MP魔法理論]、

[精霊魔法理論]、[奇跡魔法理論]、[科学魔法理論]、[呪文魔法理論]などがあった。


その中でも呪文魔法理論は一番僕の魔法陣魔法理論に近い。

ただし大きく異なる点が一つある。

それは簡易性だ。呪文魔法理論のやり方はこうだ

使うのは古代ルーン文字だ。

ルーン文字にはもともと力がこもっている。それを利用するということだ。

ルーン文字は並びを変えることで作用する事柄が変わってくる。

だから並びを変えることで発動する魔法が変わる。

そして並べられた呪文に魔力を込めると魔法が発動する。

という具合だ。


呪文魔法理論は本に書かれていた理論の中で一番、簡易性が高く分かりやすかった。

そこで僕は呪文魔法理論を参考に地球の知識を活用し新しい理論を構築した。


俺の魔法陣魔法理論はルーン文字の代わりに記号を使った。

まずいくつかの発動させたい事柄にあった記号を構築する。

更にそれを線でつなぎ魔法陣とする。

そしてそこに魔力を込めると魔法が発動する。


分かりにくいなら理科の回路図を思い浮かべてほしい。

回路には豆電球があり導線があり電池がある。

ただ、豆電球が記号に、導線が線に、電池が魔力に変わったのが魔法陣だ、というわけだ。


この魔法陣魔法理論のいいところは他の理論に比べてだいぶ魔力効率がいいという点だ。

一番効率がいいものだとMPが0.01も減らない。

はっきり言ってだいぶすごいものだ。

そんなこんなでステータスはこうなりました。


NAME 神白 優

LEVEL 5148Lv

HP 2658

MP 20G

SP 2G

STR 17G

ATK 3G

VIT 2G

AGI 3G

DEX 4G

INT 5G

LUK 1000

SKIL 

不老不死 修練の間 成長の加護 真神白流剣術第十章

体力増強 体力回復 身体強化 神速 全耐性 全ステータス増加

氣感知 氣操作 氣循環 氣纏い 氣闘術 全武術

魔素感知 魔素操作 魔素変換 魔素排出 魔力呼吸

魔力感知 魔力操作 魔力循環 魔法陣魔法理論


魔法陣理論を構築するために基本的なこともだいぶやったから、他のスキルも獲得した。そして相変わらず俺強い。そろそろ出させてもらってもいいと思うけど...


「マスター、新しい魔法理論を構築できたことですし、実戦をしましょうか。」


ま、また地獄の始まりだ...






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