第6話 体力
予感は的中した。
「はい、次はダッシュ百本ですよ。」
そうこんな調子なのだ。
しかもこれまた一万年...
「も、もうそろそろよくない?」
「何がですか?」
「だ、だってもうここにきてから二万年たっているんだよ。」
この二万年の間にいろいろ変化があった。
一つは僕がだいぶ強くなったということだ。
で、ステータスがこちら。
NAME 神白 優
LEVEL 0Lv
HP 1
MP 1
SP 1
STR 282500
ATK 50000
VIT 1000
AGI 30000
DEX 200000
INT 500
LUK 1000
SKIL
不老不死 修練の間 成長の加護 神白流剣術第一章
体力増強 体力回復 身体強化 神速
はい、こんな感じです。
スキルも多くなってるし。だいぶ強いです。
ていうか化け物です。
STR 282500 ってなんだよ!
そして、もう十分強いのにまだここから逃げられません...
二つ目の変わったところは、環境です。
どこが変わったのかって。
全部だよ!
最初は何もないところだったのに今じゃ、なんですか草原に山に川に...
おかしいだろ!
なんだ?天地創造か何かか?
もう心が持たない。
そろそろ帰りたい。
帰れないなら、別の事をしたい。
「なぁシー、僕もう十分強いよね?」
「はぁ?何を言っているんですかマスターは?」
「いやだって...」
「言っておきますけど、マスターはまだ雑魚です。そこらへんの下級神にも勝てない。」
ん?俺は何を目指してたんだっけ?
「とにかく、マスターにはもっと強くなってもらわねば困ります。それにマスターだって強くなりたいんでしょう?」
「そらそうだけどさ。」
「なら頑張ることです。」
「くぅぅ。」
「まぁでも、そろそろ別の修練をしてもいいかもしれないですね。」
「や、やった!」
ん?次の修練に喜んでいるって重症かなぁ。
「では、剣の基本と体づくりが終わりましたので、実戦をやっていきましょうか。」
このパターンは...
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