第7話

勇気がないと告白はできない。

私はよくわからない気持ちになった。

大地はなんで?…お姉さんのほうが好きだとは思うけどさ、なんで私に権利ができたの?私に権利がなければあとは考えてみんなを誘惑すれば、…大地と一生いれたのに…

そう思った。

そしてあれから数年でお姉さんが亡くなった。

身近の人で大地を取る人はいなくなった。でもそのぶん私の知らない所で大地が取られる可能性ができた。

そして私はとても焦った。

どうしよう… どうしよう…

そう思った。

そして私はネットの人たちににその事を相談しようと思った。

そして回答を見ていると、大体が「告白しろよ」とか、「そんなに先延ばしにしても変わらないよ?」とか、とっくにわかっていることばかりだった。するとその中に一つだけ納得できることがあった。

「幼馴染みは十分濃い仲だと思います。そして、どちらかが切ろうとしない限り切れにくいですよ。告白してカップルになっとしたら、今よりも濃い仲になれるとは思いますが、離れる可能性ができた場合、今までの仲に戻るのは難しいし気まずくなりますよ。」

そういうことだった。はじめは当たり前では?と、思ったけど、よく考えればすごく納得できた。

でも、このままじれったい仲になるのはなんか嫌だった。だから私はカップルになりたいんじゃない。幼馴染みのままでいい。いや、幼馴染みがいい。そういう考えにした。今このまま自分を放っておくと私は狂ってしまう。告白すらしないで。ただのストーカーになってしまう。そう思ったから。

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ニート、世界を救う 尊(みこと) @mikorintan

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