ホラーは読み手に訴える想像力の産物だ

あっさりと読める短編のショートショートながら、話ごとに展開を変える妙技。
文体は一人称から三人称へ、そしてまた一人称。
そして、登場人物に沿って変わる一人称の呼称。

文章もすごく読みやすくて、かつ一話が短いからこそ効果的でした。

登場人物たちにいったい何が起きたか、その出来事を多くを描きすぎていないところも、読み手であるこちら側に想像を委ねられているようで、刺激されます。
ショートのホラーを書くなら、こうありたい、というお手本のような作品ですね。

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