玩具
弟は最近キラキラした何かに興味を抱くようになっている。母がマネキンに引っ掛けて忘れていったブランド物と思わしきアクセサリーを赤ん坊とは思えぬ力で奪い取ると、満足そうに口に含んで遊んでいる。とんでもなく高価な玩具だが、扱いはドロップが庭の木で手作りした積み木と大差ない。見る見る涎まみれになるネックレスが、乳歯にガジガジと金属部分が曲げられていく。丈夫な子だ。
とある魔女の想定外 狂言巡 @k-meguri
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。とある魔女の想定外の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます