その後
第1話:その後〜華ちゃん視点
―――放課後の屋上―――
「華さん!!俺と付き合ってください!!」
またですか。好意を寄せてくれることはとても嬉しいのですが答えは決まってるんですよね……
というかこんなことをしている間に陽斗との時間が減ってってるんですよねぇ……早く終わらせたいなぁ…………
「えーっと、私もう彼氏いるのでお断りさせていただきます。」
「え!?彼氏居たの?」
こんな驚いた顔をされるのも、今週で何回目でしょうか……
あ、"いいことを思いつきました"。
「はい、少し前にできたばかりですが…」
「ち、ちなみになんだけど…誰?」
はぁ?なんでこんな人に私の愛する人の名前を伝えなければならないんですかね?
……まぁ、いいです。利用させて貰います。
「はると……古田陽斗君と言えば伝わりますか?」
「え……あの帰宅部のか?」
「はい、何か問題でも?」
「な、なんで……不釣り合いだろ!華さんにはもっとふさわしい男がいるはずだ!!」
この人は何に熱くなっているのでしょう。
それに陽斗をバカにしましたね。
これには少しイラッときました。
「もしかしたらそうかもしれませんね、ですが、それはあなたではないことは確かですよ。人に部を弁えろどうの言う前に自分の部を弁えた方がいいんじゃないですか?」
「そ、そんな……」
「それに、人の好きな人を貶すような人とは友達にもなりたくありません。」
……少し強く言いすぎましたかね?
まぁ、いいでしょう。
私の思うように彼が周りにこのことを言いふらしてくれれば私に告白しようとする人も減るでしょう。
そうなれば陽斗との時間ももっと取れるようになりますね!!
私は泣き崩れる名前も知らないモブさんを無視して屋上を後にした。
―――――――――――――――――――――
【あとがきぃ?】
狂咲です。
なんか続編書くの楽しかったのであと少し続きます。
✌︎('ω')ぴーす
良ければ
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