モーントとアイリーン


       1


 夜10時。モーントはロンドン警察やシベリアンハスキーと一緒にアイリーンに毛布をかけていた。怒鳴り声が聞こえ、片手に彫刻刀を持った40代の男がモーントの首を絞めようとする。モーントは男の顔にペットボトルの水をかけて失神させ、馬に乗った男性警官から渡された手錠をかける。男は乗せられた車の中でも怒鳴り続けていた。


       2


モーントはアイリーンを本屋の2階に連れて行き、店員たちに「見つかったぞ」と

声をかけてからベッドに座らせる。

 「店長!翔君から電話がありました」男性店員がスマートフォンの画面をモーントに見せる。『こんばんはモーントさん。アイリーンさんが帰って来たって聞いて安堵

してます』「ありがとう翔。文化祭にも行くから」『はい。おやすみなさい』


 「アイリーン。バーにいた男の家にいたんだな。見つかってよかった」「ありがとう」モーントはアイリーンを抱きしめてから、一緒に本を読んで過ごした。



        3


 翔とベティがブライト家のドアを開けると、シャーロットと夫のチャーリーが娘を抱きしめる。

 「翔、明日は文化祭ね。私やマリアンさんたちもスコーンを作りながら、ベティやジョフと一緒に楽しむわ」シャーロットが笑みを見せる。翔はベティに手を振り、クラーク家へと戻った。

 

 


 


 

 

 

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