第7話「夜ごはん」

そうして...俺たちは家に帰ってきていた。そして今俺は夜ご飯の準備をしている。

湊「ん...これでよしと」

ある程度準備は終わったので、皆を呼んだ

湊「みんな~!そろそろご飯できるよ~!」

するといち早く親父が飛び出してきた。

碧「ご飯!」

湊「まだお皿に盛ってないから待って」

元気よく出てくる親父、だけどいつものことなどで気にせず準備を進めていた。

そして、机に並べ終わったころ、母さんと沙優もリビングにきた。

千紗「あら〜、いい匂いね〜!」

沙優「お、美味しそう...!」

と、全員揃ったので

碧「それじゃあ...!いただきます!」

湊・沙優・千紗「いただきます!」

そう言って皆カレーを食べ始めた

湊「(ん...もう少し...)」

っと、頭の中で考えつつ食べていると

千紗「まあ!美味しいわね!」

沙優「うん!すっごく美味しい...!」

碧「やっぱり美味いな!」

っと、それぞれが美味しいと言ってくれて安心した。

そうして、皆黙々と...いや、ちょくちょく「美味しい…」といいながら食べてくれた。

そして、10分もしない内に皆完食してくれた

碧「ふぅ...ご馳走様!」

千紗「ご馳走様~」

沙優「ご馳走様!」

湊「お粗末さま!口に合ったみたいで良かったよ」

沙優「本当に美味しかったぁ!」

っと元気いっぱいに言ってくれる沙優を見て安心した

湊「元気出たみたいで良かったよ!」

沙優「う、うん!ありがと!」

湊「おう、あ、親父と母さんって風呂もう入ったか?」

碧「ああ、入ったぞ〜」

千紗「一緒にね♪」

湊「ラブラブだねぇ...沙優どうする?」

沙優「え?!どうするって、いや、私たちまだ...」

と、どっちが先に入るかと言う意味で聞いたんだが...沙優が変に動揺している...なんで?

湊「どうした?俺なんか変な事言ったか?」

沙優「いやだって...一緒に...なんて...」

湊「?.........!」

どうやら、とんでもない勘違いをさせてしまっているようだった

湊「そうゆうことか!違うぞ沙優!どっちが先に入るか聞いてたんだ」

沙優「え?あ、そうだったの?」

湊「ああ、そうだぞ」

沙優「じゃ、じゃあ先入るね!」

そう言って慌てて風呂場に行く沙優を俺は

湊「ああ、ゆっくりしてこいよ~」

と、言い見送った。

そして30分くらいが経っただろか、俺はが洗い物を終えたころ、沙優がお風呂から出てきた。

沙優「湊~出たよ~」

湊「お、わかった〜」

俺はそう言ってお風呂へ向かった

そして数十分後、俺は風呂から出ていた。

そして着替えたあと、リビングへ向かった。

湊「お、皆もう部屋にいったか」

誰もいないリビングを見ながらそう言い、俺は残ってる家事を片付け始めた。

そうして、家事が終わり、寝ようと部屋に向かう途中に...沙優がいた

湊「ん?どうしたんだ沙優、まだ寝てなかったのか?」

現在の時刻は23時に差し掛かろうとしている...もうとっくに寝ていると思ったんだが…

沙優「あ、湊、ちょっとお手洗いに行ってた......湊は何してたの?」

湊「そうだったのか。俺は残ってた家事を片付けてただけだぞ」

そう言うと沙優は、何故か少し驚いたような表情をした

沙優「え...こんな時間まで?」

湊「そうだけど...なんか変か?」

沙優「変も変だよ!...僕も明日から手伝うね!」

急にそんな事を言い出す沙優

湊「いや、大丈夫だよ!!気持ちだけで十分だよ!」

沙優「いや!絶対明日から手伝うからね!!」

なんでこうなった...俺はこうなった沙優を止められないという事を知っている...だから

湊「わかったよ...」

俺はそう言って頷くしかなかったかった

沙優「やったっ!」

そう言って喜ぶ沙優を見て俺は苦笑を浮かべた

湊「じゃあもう寝るぞ、沙優も早く寝るんだぞ?」

沙優「は~い!」

そう言って元気に部屋に向かう沙優に向けて

湊「おやすみ」

そう言った瞬間、沙優がこちらに振り返り

沙優「...おやすみ!」

と、満面の笑みで言ってくるのだった。


あの後、俺は自室のベットで横になっていた

湊「今日はつかれたな...」

今日を思い返せば疲れて当然とも言える

幼馴染との再会、入学式、親友との再会、幼馴染が家族に...

湊「1日だけで色々あり過ぎだろ...楽しかったけど...」

思わずそう言葉を零してしまった。

湊「はあ、1日でこれなら、これからどうなっていくのやら...」

それは今の俺には知る由もなかった...

だけど俺は、

湊「でも...これからが楽しみだな...」

と、微笑を浮かべながら、そう言葉を零すのだった。

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