第2話「親友」
そうして俺たちは学校に着いた
そして校舎前の紙で新しいクラスが発表されていたのでそちらに目をやると
湊「お、あった俺の名前...このクラスか!え〜とクラスメイトは...ん?この名前は…」
俺はクラスメイトの名前を見ていると、見覚えのある名前を見つけた。
湊「清水...迅......あ!迅か!懐かしいなぁ」
「清水 迅」俺の小学校の時の友達...いや、親友だ。
湊「迅と同じクラスか!楽しみだなあ...あいつ俺のこと覚えてるのかねえ」
そう、俺はそれだけが心配だった。なんせ5年近く経っているのだ。覚えてない可能性も高い、だけど...
湊「まあ、覚えてなかったら、そんときはそんときだな」
っと俺はそう思うことにした
沙優「湊~!クラス見つかった?」
湊「おう!見つかったぞ、ここだ...沙優はどこだった?」
沙優「ここ!」
そう言って沙優は俺のクラス表の隣を指さした。
湊「お、隣のクラスか。同じクラスになれなかったのは残念だったな~」
沙優「そうだね。まあ、仕方ないよ!隣のクラスなだけまだ嬉しいしさ!」
湊「そうだな!」
そうして、沙優と会話をしてふと時間を見たら
湊「あ!時間やばい!」
沙優「あ!ほんとだ!」
湊「それじゃあ、また後でな!」
沙優「うん!」
そうして、入学式やクラスでの自己紹介などが終わり、休み時間になった。なので俺は、迅の元へ向かった。
湊「よっ!迅!久しぶり!」
そう言って俺は迅に声をかけた。懐かしさと不安を胸に...だが、そんな不安は
迅「ん?だれ…あ!お前湊か!」
この言葉によって喜びに変換された。
湊「おお!覚えてたか!」
迅「おう!顔見た瞬間思い出したよ!久しぶり!いつ帰ってたんだ?」
湊「ああ、数日前にな。」
迅「そうだったのかぁ!」
そんな感じで親友との再開をお互い喜びあったあと、今日が入学式ということもあり、下校時刻となったので俺は沙優と帰るために沙優のいる教室へと足を運んでいた
湊「沙優~いるか?」
沙優「え?!湊?どうしたの?」
俺の呼び掛けに酷く驚いた沙優に俺は少し驚きながら
湊「い、いや、久々に一緒に帰ろうかと思ってな」
沙優「え、あ、うん!わかった!昇降口でちょっと待ってて!」
湊「?ここで待っちゃダメなのか?」
と、俺は疑問に思ったことを聞いた
沙優「ダメなの!いいから昇降口で待ってて!」
そこまで言われては俺は素直にしたがうしかない
湊「わ、わかった。」
そう言って俺は昇降口に向かうのだった。
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