第7話
今度は宇宙人が襲ってきた。星を兵站し、星を装填し、星を射出する宇宙人ロキシーだ。
「やれやれ。今度は宇宙人が相手か」
「宇宙までは風は届かないから」
「大丈夫。一人でなんとかなるよ」
そして、地球に向かって恒星砲を撃ち出してくるロキシーに対して、素手で戦った。
弱さの能力により、ロキシーはぼくより弱くなり、星の温度は下がり、星の質量は下がり、地球に当たっても傷つけることができずに、ぼくの拳によって、恒星砲は粉砕されていった。いくら、星を兵站し恒星砲を撃っても無駄だ。
どんな敵もぼくより弱くなる。
星をつかんでは投げ、つかんでは投げ、宇宙にいるロキシーの本隊を攻撃する。
弱さの能力をあまく見てはいけない。
気づくと、星を兵站するロキシーは、もっと遥かに巨大な生き物、星を筋肉として生きる星雲生物ヤーヤードゥーヒーの白血球だということがわかった。
ヤーヤードゥーヒーはいった。
「わたしの体内の白血球が文明に目覚め、銀河征服にのりだしたのだ。わたしには止めることができない」
「一対一の戦いだというなら好都合だ。星雲生物といっても、ぼくの敵にはちがいないのだから」
そして、ぼくの放つ振動波にやられて、ヤーヤードゥーヒーは戦闘不能になった。それにより、星を兵站している白血球ロキシーも敗北した。
だんだん、厄介な敵が現れてきたが、敵が力勝負を仕かけてくる限り、ぼくが負けることはないだろう。弱さの能力者の友紀村慎二は負けない。
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