第24話 クスサンさよなら



 前回のエッセイにも書いた、ヤママユガの一種「スクサン」

10日近くも我が街で夜な夜な暴れまくり、朝にはカラスの朝食となる光景が続いておりました。


 夜になると窓ガラスにコツン、コツンっと体当たりをしてきます。外の様子なんて見れたものじゃありません。


 市のホームページにはクスサンの処理の仕方が掲載されました!内容はと言うと、


「現在、大量発生中の蛾についての処分方法ですが、不燃系埋め立てごみの袋に入れてください。その際、内袋を使用してもかまいません」


 とのことでした。


 大きな施設では落ち葉を集めるバキュームを使い、大量のクスサンを袋詰めしていました。蛾を袋詰に詰めるなんて行為、虫嫌いの人にしたら身震いするほどの気持ち悪さでしょうね。それでも街のあちこちに力尽きたクスサンが落ちています。


 でもね、自然って凄いなぁと思ったのは数日後に台風がやって来たんです。皆さんのところにも来たでしょう?


 私の住む北海道に来る頃には温帯低気圧に変わっていたのですが、それでも強風でした。


 子どもたちなんて、明日臨時休校になるのではないかとウキウキして寝られません。


 そして、朝起きると風はすっかり止み、晴天!!


 さらに、クスサンの気配ゼロ!!落ちていた羽もほとんど飛ばされて行きました。


 蛾が苦手は長男はほっとしたようです。


※街に散らばるクスサンの写真を見たい方は以前の近況ノートをご覧ください。

 LEDライトではない街灯の下がひどい状態でした。


https://kakuyomu.jp/users/sihoho/news/16817139558428807896

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