第23話 クスサン襲来と学校閉鎖



 クスサンって何か分かりますか?


 手のひらサイズで毛皮をまとったあの体!

 つぶらな瞳で、ある種の人には可愛い!と言われ、モスラと呼ぶ人もいる。


 しかし、大半の人に怖がられ、ほうきで叩かれ、掃われ、忌み嫌われている。


 そのクスサンが1週間ほど前から私の町にやって来たのです。がね!丁寧に呼んでをつけているわけではありません。正式な和名がクスサンなのです。


 クスサンはヤママユガの一種で、非常に大きな蛾です。クリやクスノキを好むと言われています。幼虫が大量発生するとその樹の葉が全てなくなるほど食欲旺盛な幼虫なのです。


 その幼虫が羽化し、今年は私の町やその近辺で大量発生しています。


 tiktokに動画を投稿する若者もいました。コンビニのガラスには数100匹の蛾が集まっています。羽を広げると10センチを超えるものばかりです。


 ※気持ちが悪い方は途中で読むのを止めてもいいですよ(笑)


 虫が苦手な人には夜も地獄ですが、朝もヤバいんです!


 街灯の下には枯葉のようにクスサンの残骸がたまっています。よく見ると体の膨らんだ部分がありません。夜明けとともにカラスが卵の詰まった栄養満点の胴体を食べてしまうからです。


 私は意外と平気なのですが、高校生の長男がダメなんです。


 蛾、限定の虫嫌いです。


 私が先に出勤してしまうので、ゴミ出しついでにクスサンの様子を見に行きます。マンションの玄関には枯葉のように羽が大量に落ちています。彼らの羽には目玉のような模様が付いており、キモさ100倍です。


 玄関の壁にはカラスに食べられていないクスサンが羽を休めています。しかし、私はそれをほうきで掃い、草むらへ逃がします。(他人の目を気にし、優しく接します)


 でも、またやって来る!その時は私も心を鬼にし、バシッと……。


 そんな1週間でした。そしてきのう突然の学校閉鎖のメール。クスサンの大量発生が理由……、ではありません。


 夏休みが早くに明けている北海道では児童・生徒の感染者が急増しています。次男が通う小学校でも急に感染する子どもが増え、1週間の学校閉鎖となりました。


 し・か・も!


 次男の所属するブラック少年団。感染者4名!!


 練習は1週間お休みになりました。


 今週末の試合も2つ棄権します。


 先週末に北海道では有名な観光地、小樽へ行って試合をしてきました。

(あぁ、そこで感染したのかなぁ。試合中はマスクしないしなぁ)


 保健所から息子は濃厚接触者とは言われていませんが、怪しいものですね。


 家の中でもマスクをして過ごしています。


 学校が休みになったので、オンライン授業になりましたが、午前中の2時間程度です。私と息子はなぜか、デュエマのカードゲームをすることになりました。

(時代の波に乗っていなかった私の息子。四六時中野球ばかり)


 するといっても初心者です。デッキの作り方も分かりません。

 

 先ほどカードを買って来ました。1人40枚必要です。今日の夜からカードゲームをしてみようと思っています!


 できるかなぁ~

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