第12話
「ごめん、待った??
俺さ、山吹シンジに頼まれたんだ今日...
名前は鈴木シンヤ。宜しくね」
マスク越し。声はくぐもって
普段の俺と違うだろ。変装は我ながら完璧だった。
「そ、そーなんだ。シンジってば
めちゃくちゃかっこいい男の子、紹介してくれたのね!!私はヒナタ。宜しくね!
今日は一日、彼氏役お願いね!」
どうやら、彼氏役でいいらしい。
しかも、一日。こりゃ結構楽ちんだぜ。
そう思ってた。
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