ファンケルによって、さらば
「居眠り」と「スマホ依存」。
それが二大仕事場で怒られたことです。
1.スマホ編
仕事中にスマホをいじりすぎました。一時的ですが、私は仕事中に病的にスマホをいじっていました。
スマホをいじることは、神経を一服させることに近いです。
ジワジワと真綿を締めるように迫る事務仕事のストレスの感覚を和らげるために、スマホをいじって安心させるのです。
しかし、これをやり過ぎると、「スマホをいじらないと安心できない」という逆転に陥り、やがて「依存」となります。スマホなしでは、仕事はできない。しかし、スマホを見ながら仕事をできるわけはなく、画面を眺めてばかりで、まるっきり仕事が進まなくなります。
スマホ依存になっていた当時、依存になる原因を考えてみますと、人事や仕事配分などについて、職場は致命的な状況に陥っていて、私自身も仕事のリズムや仕上げ方が甘く、それが余計にスマホ依存に結びついてしまったのではないか……とも思っています。
で、解決法は簡単でした。
スマホはロッカーにしまい忙しく働くことで、なんとか依存を脱出しました。
なんやそれ! と突っ込まれそうですが、これはロッカーにしまっているだけではなく「忙しい」ことが重要です。
依存症の脱出は、根源を絶つこと+依存できないくらい忙しくなることがキーポイントです。例えば、ネットゲーム依存症の人がいるとして、その人物が船に乗って世界一周旅行をすることになったり、マグロ漁船に乗ることになったら、彼はネットゲーム依存のため「ゲームしてええええ!」と叫んで海に飛び込むでしょうか。たぶん、一時的に依存からは離れられると思います。別の目につくもの。別の忙しさを提示すること。別の生活リズムになること。「健康的な忙しさ」が依存脱出であり、人間にとっては重要です。(だから、嫌がる人間を矯正施設みたいなところに入れても余計依存になるので、それは健康的ではありません)
2.眠気病
居眠り。これは長年の私の悩みでした。ってか、生まれたときからの悩みです。
とてつもない睡魔が常に襲いかかってくるのです。私自身の持病でした。病気以前の病気というか、栄養不足だとも考えましたが、どんなバランスの取れた食事やサプリをとっても解決しませんでした。
ご飯を食べたあととかは特にそうなのですが、レッドブルを飲んだあととかでも、とにかく睡魔が一度襲ってくると、白目を剥いて泡を吹くほど眠くなります。誰かと電話中でも、眠りそうになります。
眠くなったから、ちょっと伸びをして外の空気を吸えば目が覚めるかといえば、そうではありません。3分ほど座っていると、頭がおかしくなるほどの睡魔が襲いかかってきます。それは、睡眠不足、充分な睡眠をとった後、どちらにも関わらず起こります。
そうならないために、ニンニクサプリとか漢方ドリンクとか、様々な栄養分を試しましたがダメでした。
特に困るのは「白昼夢」です。睡魔と戦い続け、あまりに眠らないように我慢すると、「目覚めながら夢を見る」事が起こるのです。送っていないメールの記憶。職場の人としゃべっていない話題の記憶。読んでない本の記憶。やってない仕事の記憶。目が開いたまま記憶に行動が刻まれるのです。同僚とディズニーランドで遊んだ話をした記憶。いやいやいや、職場の人とディズニーランド行くわけないやん、で気が付いて、眠気による偽記憶だと分かるのです。
偽記憶は、過去とつじつまが合わないので、時間を丁寧に辿ってそんなことはありえないと論理的に答えを割り出して「偽」だと気付くことができます。
それから眠気病は「幻覚」も起こします。
事務所の会議室にて、ホテルの営業マンと宴会の打ち合わせの会話をしているときに突然睡魔がやってきて、必死に私は目を見開きながら、ホテルマンの話を1対1、目の前で聞いていました。
目は白目にならないよう、できるだけ相づちを打って、言葉をしゃべりながらホテルマンの話を聞きました。自分の太腿もつねりました。
すると、会議室の横から突然「びんちょうタン」が現れました。「びんちょうタン」とは、備長炭を萌え擬人化したキャラクターです。アニメ「びんちょうタン」。これが目の前にあらわれて、雪にまみれているのです。びんちょうタンは私の目の前で雪の中、とぼとぼと歩きながら、弱り、倒れました。
思わず私はホテルマンの目の前で「びんちょうタン……」とつぶやきました。
いわゆる「寝言」です。
それからハッとして、「びんちょうタン……なるほどねぇ~わかりました、ええ」とホテルマンに言葉を続けることでごまかしました。ホテルマンは私が眠気に襲われていることに気付いていたでしょう。恥ずかしい話です。
このように、私の突然睡魔症候群とも言うべき眠気病は、ずっと自分を悩ませてきたもので、例えば、理事会の議事録をとるときも、睡眠との戦いが自分にとって一番の課題でした。
そういえば、大学のころ、トミタさんという人がいて、いまは高校教師をしているのですが、そのトミタさんはよくゼミの鬼教授の前で、ぐっすり船をこいでいました。ウツラウツラしていて、私はびっくりしたものでした。よく、この鬼のように怖い教授の前で眠れるな……と。しかし、この年齢になって、眠気病をはっきり自覚した私は、このトミタさんは好きで眠っていたわけではないことが身に染みて分かりました。
眠いのではないのです。眠気が自分を気絶させてくるし、それは睡眠時間の多い少ないは関係ないのです。
それで、ものは試しと「ファンケル(FANCL) 睡眠&疲労感ケア」を買って飲んでみました。
これが大正解でした。
朝、目覚めたときから違っていました。
「なんか……あれ?」
目が覚めている。目がめちゃくちゃ覚めている。
これまで、朝起きることは、どんな魔物と戦うよりもつらく、どんな嫌な人間よりも重く、どんな苦しみよりも痛みを伴うものでした。目覚めが悪い。あえて高血圧にするために、塩辛い魚を食べたりして解決しようとしたものでした。
しかし、このファンケルのサプリを飲んだ途端に、あの朝起きることの塗炭の苦しみが消え去ったのです。
そして、一日眠くなることがなくなりました。
ファンケルのサプリの栄養分である、L-オルニチン一塩酸塩・クロセチンが効いたのです。
たぶん。
いやいや、そんなものを飲んでいると身体に悪いよ? と言われるかも知れませんが、そのサプリを飲んでいないと、レッドブルやら、わけのわからない飲み物やらで、おそらくカフェイン多量摂取で命を更に縮めることになるでしょう。それか、お医者さんからの薬か……それもきちんと効くのかわかりません。
私の場合、ファンケルサプリの効き目が素晴らしいし、平日は毎日飲んでいます。
このおかげで読書もはかどっていますし、とにかく「幻覚」や「白昼夢」で記憶が混濁することがなくなったのが非常に嬉しいです。
眠気病に悩まされている人はいると思います。そして、それを単に「睡眠不足」とか、「ちゃんと寝ていないからだ」とか、「自己管理不足」を指摘されてがっくりしている人はいると思います。
「熟睡しても眠くなるんだよ!」
私は車の免許は持っていても、運転しません。幻覚と白昼夢に襲われる人間が運転をできるわけがありません。この眠気病のおかげで車を運転することをあきらめました。眠気病は、ガムを噛んでても寝てしまいます。何をしても眠ります。しかし、サプリを飲んで以来、何か噛んだりしたら眠気はきちんと消えますし、めったに眠気がやってきません。幻覚はなくなり、白昼夢・偽記憶もまだ飲み始めてほんのわずかに一回だけです。それもたいしたことはない感じに、です。これは自分の長い人生のなかで革命的出来事です。いつも眠気でだるい人は、この睡眠サプリを強くオススメします。
眠気は、もちろん寝不足等が原因でもあるでしょうが、「人としゃべっていても夢を見てしまうほどの突然やってくる眠気」は、カフェインでは無理で、サプリによって対抗可能です。まわりにそういう人がいたら、ファンケルを進めてみて下さい。
え?
サプリの宣伝?
なにこの記事?
そう、ほんとに、これだけです。
これを書きたかっただけです。
会議室で、びんちょうタンが雪にまみれて死にかけていた白昼夢。
ホテルマンに語り継がれているであろう「あそこの事務の子、なんか眠そうやなと思ったら急に「びんちょうタン……」ってつぶやいて、ビックリしたわ~」。
そんな恥も、ファンケルによって、さらば。
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