夏になると軒下にアシナガバチが巣を作るのだけれど、今年はまだ出くわしていない。たいていバズーカのような薬剤発射機を持ってきて撃ち落とすのだが、毎回反撃にを心底恐れながら攻撃している。まったく、隣家のガレージにはツバメが棲んでくれているとういうのに、どうして我が家は蜂ばかりなのだろうか。

ツバメが巣を作る家は幸福が訪れるという。合理的に考えれば、ツバメは益鳥であるから虫を食ってくれるし、稲作をする時代であれば天気を示唆してくれるという点で有意義ではあろう。しかしよくよく見てみれば車に糞は落としていくし、そもそも「ツバメ」なのである。スワローズ・ファンの村上春樹氏であればともかく、根っからのジャイアンツ・ファンとしては庭にウサギの巣穴でもあってくれたほうが嬉しささえある。

そういえばペナントレースの様相が悲惨だ。ツバメがあまりにも高く飛んでいて兎が10ゲーム差を追いかけている状態である。あまりにもヤクルト・スワローズが強い。何より４番・村上の勝負強さである。6/28時点で.315、27本、74打点は控えめに言って化け物としか言いようがない。昨年までもチャンスに強く広角に打てるということで穴はなかったのだが、昨年の日本シリーズというシビアな舞台で戦ったことで凄みと集中力が増したように思える。

とにかくまだシーズンは半ばである。ジャイアンツ・ファンとしては４番・岡本の連続二冠をサポートするために、セリーグを最後まで面白くさせるために、投手陣には何とかシビアな攻めを貫いてもらいたいなと思う。