第2話羽弦中学生
中学に進んだが、目立ったいじめはなかった。杞憂であった。
初めての登校日、上級生が階段で足伸ばしたり、にらんでいたがコイツらは高校受験は難しいだろう。
部活は弓道を頑張った。
学習塾にも通い始めた。僕は2年1組であったが、将来の大親友しゅん君は2年2組だった。
休みの日は、キョンシーごっこ、エアガン、魚釣り、ビデオ鑑賞などして遊んだ。
彼女が出来た。僕は好きではなかったが、不良が断るなよ!と言うもんだから付き合ってみたのだ。かわいい女の子だが、その頃は彼女よりキョンシーごっこの方が好きだったのである。
二年生の時、祖父が亡くなった。
だから、修学旅行は行けなかった。
ま、中学生まではまともだった。熱帯魚を飼い始めたのもこの辺りから、
中学時代から勉強して、いい点数を取っていたので勘違いした不良がうちの学習塾に通い始めたが軒並み高校受験は失敗した。だって宿題はしない、教科書は持って来ない。ドが付くバカだ。
なめ腐っている。
さて、高校受験。僕は第2希望の高校に決めた。第1希望は合格しても順位的には底辺だろう。第2希望高校ならば、余裕で合格して上位が狙える。
3月。サクラサク。
同級生はバラバラの高校になったが、親友のしゅん君とはまだ、毎日LINEを送り合っている。
そして、問題が山積している高校時代に突入するのだ。
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