教習は規定時限数で終えられたのか
ここまで話していて、読者様が気になることは教習時限数でしょうか。これだけ散々やらかしていて、規定時限数4コマに収まっているかどうか。
無論、規定時限数を思い切り超過しています。言うまでもありません。
ただ、毎回の復習項目が多いというよりは、教習の進み方が全体的にゆっくりであるために規定時限を超えているといった感じですね。もちろん、簡単に感覚が身につくはずもないので、いつも序盤は軽く所内を走ってMT車の運転感覚を身体に叩き込むことが多いですが。
しかし、本来ならば、教習1回あたりに、かなり多くの教習項目が詰め込まれているはずです。でなければ、規定時限数4コマなんて数字は出てきません。
ですが、初回の頃は車体を動かすだけでも四苦八苦します。前に進むのも一苦労です。そのため、私がMT車に慣れるのを待つ形で、教習全体のスピードが遅くなっていると感じています。そして、私の習得度に合わせて、教習項目をかなり小出しにして貰っていると思います。
そんな感じでゆっくり進行しているので、いっそのこと不安なところは復習しようと、既にクリアしているはずの項目を改めてやらせてもらうこともあります。そして、感覚を忘れかけていることが発覚、思い出すために何度か練習、といった流れになり、ますます時限数が超過していきます。
規定時限数で審査(最終試験)に入ったという方の話もよく聞きますが、私としては審査に入る前に、ちゃんとMT車に慣れておきたいと思いますので、規定時限数超過はそこまで気にしていません。最終的に、MT車が運転できるようになれば、それでいいと思っています。
ちなみに、何故「審査に入る」という表現をしたのかというと、審査が受験できる状態になったら、このエッセイの初回で説明した教習期限3ヶ月の枠を外れるためです。指導員から審査を受けていいよ、とゴーサインが出たら、教習を終えたという形になります。そして、新たに審査期限3ヶ月が始まるという寸法です。これは、審査受験のゴーサインが出てから3ヶ月以内に審査に合格しなければならないという期限です。
私はこれまで教習所の技能試験は全て一発合格してきたため、あまり詳細な仕組みを解説していませんでしたが、今回はしくじる可能性がそれなりに高いため、技能試験全体の流れについて説明しておきます。
指導員から見極め(技能試験前の最終確認)の合格を貰うと、該当する技能試験が受験出来るようになります。普通車1段階なら仮免試験、普通車2段階なら卒業検定、普通車AT限定解除なら普通審査です。
教習所では曜日によって、どの試験を実施するか決まっていることが多いので、自分の都合の良い日を予約して受験します。私が利用する教習所では、技能試験は全て午前中に実施されています。仮免試験の場合は、午前中に技能試験を受験し、無事に合格出来れば、そのまま午後から学科試験に挑むことになります。都合が悪ければ、学科試験を後日受験にすることも可能です。
これまでの教習の成果を発揮し、技能試験に一発合格することが一番良いでしょう。それでも、やはり落ちてしまう場合は存在します。脱輪や補助ハンドル(試験中に危険な状態に陥った場合、教習と同様に助手席の検定員にハンドルを取ってもらうこと)、速度違反等、減点対象項目は沢山ありますので、何らかのミスを重ねて合格点を下回ってしまうことはあるものです。ちなみに、技能試験は減点方式です。ミスをするごとに、満点から点数が引かれていき、最終的に残った点数によって合否が決まります。
もし、技能試験で不合格になってしまった場合は再受験となりますが、その前に1時限の補習教習を受ける必要があります。補習を受けて技能試験で上手く出来なかったことを確認してから、また試験に挑戦するという流れです。そして、料金体系によっては、再受験や補習教習をする場合に、追加料金が必要となります。
現段階では、まだまだ審査に対して不安しかありません。
この自信のなさは指導員にも突っ込まれるレベルです。どんなに褒められても、以前よりも出来るようになっても、自分を認めることが出来ない性格なので。そう簡単に自信が付くことはないでしょう。審査合格という客観的事実を見て、ようやく少し安心するのではないかと思っています。
そのためにも、今はまだまだ練習あるのみです。
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