第18話 バレた?


 「な〜俺たちの関係由姫にバレたと思う。」


 「え?なんで、何したのよ」


 俺たちはボーっとスマホを見ながら流れる様に話す。


 「仕方ないわね。じゃー隠す必要も無くなったって事ね」


 「由姫にはな」


 「もういいじゃん、いずれバレるって」


 「危機感もてよ。良い事してるわけじゃないんだぞ。むしろ悪いわ」


 「じゃーどうすんの?このまま続けるの?」


 「ね、キスしていい?」


 「え?」


 瞬間にスマホを落としてしまった。


 「何よ。悪い?したくなったから」


 「悪いって言うか、タイミングって言うか、いやその他諸々ダメだろ」


 「決められないのね。そんなんじゃ全て落とすわよ。」


 「わかってるよ。こんな半端なままだと何もかも...」


 「でもそうやって考える事がいい所なんだけどね」


 「由真はいいのか?そんなポジションで」


 由真は立ち上がり自分の前に立つ


 「そんなこと聞いていいの?もしその質問に本命になりたいって言い出して別れさせる様な手段をとっても文句言わない?」


 「そ、それは...ごめん」


 「わかればいいの。私はたわしの考えの元で行動しているから、今はこのままで」


 「今はってなんだよ」


 「いいの!そういうところだけ言ってこないでよ。言えるだけの覚悟を持ってから言ってよね」


 そしてその言葉を聞いた時に俺は由真の頭に手を回していた。


 そして優しくほんの一瞬で由真の唇を奪う。


 「な!何するのよいきなり!」


 顔を赤らめながら必死に言ってくる。

 

 「由真がしろって言ったんだろ。」


 「でもいきなりってちがうじゃな、.....

どうしてそんなに苦しそうにしてるの...」

 

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