王都の噂話
〜 冒険者ギルドside 〜
冒A「噂を聞いたか?低級者ダンジョンに出た真っ白なモンスターの話」
冒B「なんかその場にいた冒険者から子供が乗っていたって聞いたぞ」
冒A「あれじゃないか?噂の冒険者パーティーじゃないか?」
冒B「賢者様のパーティーか?それなら可能性あるな…」
冒A「もしかして賢者様の白いモンスターって聖獣じゃないのか!?」
冒C「最近、職人通りで白いモンスターを見かけたって噂出てるぞ?」
冒D「王都の衛兵が向かっていったって聞いたぞ?問題なかったってことは賢者様の聖獣で間違いないんじゃないのか?」
冒A「賢者様の白い聖獣で間違いなさそうだな。一回見てみたいな」
冒B「俺はその聖獣に乗ってみたい…」
冒E「おうおう、賢者様がダンジョンで空を飛んでる噂きいたか?」
冒A〜D「なんだよ、その噂!?」
〜 衛兵side 〜
兵A「上からの通達見たか?賢者様の獣魔の件」兵B「俺、賢者様の対応したぜ!カッコよかったぜ!真っ白であれは聖獣様だよ!」
兵C「俺、その日は非番だったんだよな…賢者様にも会いたかった…サインほしかった」
兵A「賢者様まだ子供だけど、貴族だからな!衛兵が不敬罪とか笑えないからな」
兵B「賢者様の側にめちゃくちゃ美人2人いたぞ!」
兵A、C「その話kwsk!!!!」
〜 ダンク馬具工房side 〜
職A「親方!賢者様の依頼です!完璧な鞍を造りましょう!」
職B「親方!ダンク馬具工房の名が王都に響き渡りますよ!」
職C「親方!これは我々への天命です!徹夜上等ですよ!!」
ダンク「一から作ることになるが俺たちの腕があれば必ず完成できる!賢者様と聖獣グリフ様にストレスのない鞍と手綱を作り上げるぞ!これで赤字から脱却できる可能性が…天国の爺さん見ててくれ!!」
職A「親方の爺さん、まだ生きてますよ!?」
職B「死んだのは親方の親父さんですよ!?」
職C「話を聞いたら絶対、這ってでも来ますよ…職人魂に火がついたって言いながら…」
ダンク「そうだった…動揺してた…これから他の仕事は全部断るぞ、この仕事に集中する!借金してでも完成させるぞ!!」
職A「他の仕事断る前に仕事ないっすよ!」
職B「借金できるあてがあるんですか!?」
職C「給料はちゃんと払ってくださいね!」
〜 魔術師団side 〜
師団長「噂の賢者様はどうだった?授業で教えてきたんだろう?親に似て天才か??」
サバス「天才のレベルじゃないですよ。教えてすぐに魔法使えるんですよ?リードとロンザは出世コースだな…俺も雇ってもらえないかな」
ガザル「賢者神童。転職希望。永久就職」
師団長「そこまでのレベルか。そのうち魔術師団に遊びに来てくれんかの?賢者様の魔法を見てみたい…サバス頼んでみてくれないか?」
サバス「団長、話しやすい方とは言えリゼル様は当代の貴族です…自分で頼んでくださいよ…それに、まだ賢者の魔法は私達も見てないんですから」
ガザル「魔法不明。魔力量大」
師団長「無理か…マリーヌ嬢に頼んでもらおう。同級生なら可能性はあるかも知れんし…」
サバス「そんなに見たいなら師団長が教えに来れば良いんじゃないですか?」
ガザル「耳提面命。教学相長」
師団長「クリムロード卿は火と風の魔法を使えた天才宮廷魔術師だぞ!俺は火魔法使いだ…卿より上手く教えることできる自信ないぞ…」
サバス&ガザル「ド・ン・マ・イ」
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