第11話 城内

城内は静まり返っている。誰もいないようだ。

僕はホッとしてベンチに腰掛けるとベンチが後ろへ傾き、

転がり落ちてしまった。ここは奴隷の牢屋みたいだ。

牢屋は硬い鉄格子で囲われて開きそうにない。

待てよ。牢屋の人達をスキルポイントでアップすれば

開けれるのではないか。そう思った僕は交渉をし始めた。

交渉成立。牢屋の人々はスキルポイントにより屈強な騎士団となり

牢屋を叩き壊した。さぁ、ここからが本番だ。

騎士団がついている。しかも元国連の騎士団達だ。

負ける気がしない。どんな相手でも負けない。

今こそ彼女を助けに行って愛を育むのだと心に決めた

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