第2話ハブ男の結末

ピンポンパンポン

「偉大なるチョッカーの首領だ!ホワイト将軍、昨日はナイストライだった。でも、日光に弱い怪人を昼間に使うのは失敗だね」

「首領!今回は天気に関係ない怪人を作りました。紹介しましょう。ハブ男よ、ハブ男よ!」

すると、ハブの頭を持ち、尻尾まで付いている、怪人が現れた。

「グァ~ラ~。首領様、ホワイト将軍様、おれが仮面トリダーを倒します。グァ~ラ~」


村人はハブ狩りをしていた。1匹6000円で市役所が買い取ってくれるのだ。

ハブ男はその捕まった、ハブの袋に潜入した。

ハブ男は、トラックの揺れが気持ちよく寝てしまった!

目が覚めたら、明るい部家のガラスケースの中だった。

目の前に、山田猛こと仮面トリダーと喫茶店マメーゴのマスターのおやっさんが椅子に座っていた。

ハブ男はここはハブに化けておいて、隙があれば噛みつこうと考えていた。


すると、同じケース内の檻から自分の天敵の

マングースが現れた。ここで、マングースに負ける訳にはいかない。先ずは、マングースを倒し、仮面トリダーを倒すのだ。

マングースの野郎、なかなかやるぜ!

ある瞬間、マングースを胴体で巻き付いた。

俺の勝ちだ!……!!

マングースはハブ男の脳天に牙をたてた。ハブ男は段々、動かなくなった。とうとう、ハブの頭部はマングースにぐしゃぐしゃにされた。

「おやっさん、いい戦いみましたね」

「そうだな、猛。これから、一杯やるか?」

「いいですね~。自転車置いて帰ります。飲酒運転になりますからね」


モニターを見ていたホワイト将軍は 、ろくに仮面トリダーと戦わずして死んだハブ男の悲運を悲しんだ。大先輩の地獄大使の甥っ子だったのだ。

このままでは、私は更迭される。ホワイト将軍は一抹の不安を感じていた。

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