仮面トリダー

羽弦トリス

第1話恐怖、こうもり男

ピンポンパンポン。

スピーカーから声がする。

「私がチョッカー首領である。さっ、ホワイト将軍現れなさい」

チョッカー戦闘員のまえに、真っ白な軍服を着た男が現れた。

「私の名は、ホワイト将軍。ロシア支部から、日本支部へ来た。理由は一つ。裏切り者の山田猛いや、仮面トリダーを抹殺することである」

「首領、さっそく連れてきた怪人を呼んでよろしいか?」

「仕事が早いじゃないか!ホワイト将軍。では高みの見物とでもいこうか?」


「こうもり男よ!こうもり男よ!」

「ホワイト将軍、腕がなるぜ!俺様の牙には病原菌がある」

「頼もしいぞ、こうもり男!行ってこい」

「は、はっ」

こうもり男はチョッカー戦闘員を連れて、喫茶店マメーゴにいた。店主は元城北大学の生化学の教授。山田猛の秘密を、このおやっさんしか知らない。

「なんだ?お前らは!さては、チョッカーかっ!」

おやっさんは店外へ出た。

「おやっさん大丈夫ですかっ」

山田猛は自転車に乗っている。

「おれは、大丈夫だ!中にチョッカーが」

日傘をさした、怪人が現れた、

「貴様!こうもり男だな」

「チョッカー皆さん、ボコボコにしなさい」

山田猛は変身することなく、チョッカー戦闘員を倒した。

「おのれ~、ならばこの、こうもり男様の出番だ」


びゅー

「あっ」


突風が吹いた。こうもり男の日傘が飛んだ。

「身体が焼ける~。助けてくれっ」

こうもり男は溶けて消滅した。今回は変身するまでもなかった。


ホワイト将軍はモニターで一部始終を見ていた。やはり、アイツはバカだったか!

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