応援コメント

補話【八】猟犬と、少女と、ある戦争の日々 その二」への応援コメント

  • 市民と国家のために振る舞う目的の為にはどう振る舞うべきかこの頃のハンスはちゃんと解っていたのに
    コンラッド・アルジャーノン・マウスに彫琢されてエピローグのように隕石見過ごしてもいい振る舞いになってしまったのはマウスに打倒されてしまうのは哀しい
    マウスがハンスを好きにできるわけでもないので木から仏を彫るのではなく木の中に仏を探すようであるのでしょうのでそうなってしまったハンスもハンスなのでしょうが
    逆襲のシャアでそれまでシャアの地球寒冷化作戦に参加していた、ギラドーガのパイロットがアクシズを押すのについ加わったのとはなんか真逆の気がする。ハンスは論理や道筋の先にエピローグのようになるのでしょうし

    戦争中のハンスの変遷ちょっとおもしろい。こっからまたマーガレットに会った頃の首輪が必要な感じになるんでしょうし
    ダムを攻撃したくないことについては仲間を説得できる言葉を出すのは別人だったりでレスバ力が低かったりも

    >押し込まれていく戦線は、明らかに、この国の滅亡を告げている。あの銀色の流星によって滅ぼされると告げている。此処から取り戻せる先はない。よしんば奇跡が起きて勝ち残ろうとも、この先の歴史には、死に体の巨魚がのたうつ程度の未来しか残されてはいない。
    マウスの傑物さが分かれば分かるほどハイランドが勝ったのやべーな
    びっくりどっきりメカや脅威のメカニズムがこれから沢山出る前の戦争初期でさえ停戦どころか滅亡の読みなのに
    戦争初期のマウスと戦後のマウスでまた能力は違ってくるんでしょうが。それに戦争起こったら文明やばいねってこと自体は戦前からハンスは話し相手は居たりしましたけれども
    それにしてもよくパースリーワース公爵は戦うことにしたな、これマウスのようにハイランドの存続より自己の望みを優先と考えていたのは上も下も居たんじゃ。まぁだからこそ奇跡的勝利のというかその結果よりもハイランドの最も輝いた時の象徴的なメイジーの酷い死の政治的影響がどデカいのでしょうが
    勝ち確からひっくり返されたサテライトとフロートの上層部は可哀想w
    でも奇跡見ちゃったからマウスは適性無くてもどうしても乗りたくなっちゃったのかね

    作者からの返信

    そうですね。大佐は、大尉という「システム」への理解を人一倍深めて――この場合は「彼がシステムめいた規範で動く」という事実を含め――その利用を企みました。
    大尉が何か心変わりをしたというより、元々そこにある機能を上手く使ったというか、そうなるしかないようにしたというか……おそらく作中で一番大尉への理解度が高いです。

    まだこのときの大尉は、軍人としての部隊への慣れもなく(ほぼ訓練や単機出撃ばかりなので)空気感が掴めてなかったのではないでしょうか。
    自分の部隊はともかく、今回みたいな初めて顔合わせる部隊に対しては軽々に口を開けない……と。
    レスバの素養自体は大学生のときのスピーチコンテストとか或いは幼少期からあったと思いますが、部隊の中隊長などに命ぜられていってから「中隊長として他の部隊や人員に対してもしっかりしなきゃ」と腹が据わったのかな、と思います。

    まあこっから今度は仲間がガンガン死ぬのと登用者によって規律が乱れてくの、敵味方の行う戦争犯罪なんかを多く見て曇りますが……マーガレットに会うまで……

    本ハイランドは初撃で多くの基地や生産施設を焼き払われ、衛星監視などによって上空から筒抜けであり、やっとのことで作った逆転のアーセナル・コマンドも裏切り者のせいで分捕られ……(これがなければ宇宙を基盤とするサテライトは戦闘機や戦車の役目を果たすものがなかったでしょう。フロートの援助を受けたとしても数が足りず)
    ある程度の事情通なら「勝てるわけがない。あとは講和をどう持っていくか」としか見えなかったと思います。
    更に第二世代型の登場で、もう完全に「滅亡」の文字が見えていたのかな……と

    問題は、そこからでも第一世代型で第二世代型を殺せる大尉・ロビン・ヘイゼルがいたことと、メイジーが思った以上に活躍し象徴的な存在になったこと、第二世代型に乗ると通常のものよりも圧倒的な猛威を振るうマーガレット・グライフ・アシュレイが出てきたこと、
    あとはなんと言っても無人機の殆どを台無しにした上に衛星監視にも罅を入れたリーゼがいたこと、そんな逆転の兆しに市民同士の結束感が強まって生半可には折れなくなったこと……がサテライトとフロートの誤算だったんでしょうね。

    大佐は、自分が決定的に戦場のその場に立てなかったのが悔しかったのかもしれません。

    編集済
  • 被害があった場所に、個人が良かれと思ってありがた迷惑な事をするのは往々にしてありますが、マーガレットは上手くいってなにより。しかし、逆に軍部の窮状を利用した火事場泥棒染みた犯罪はあったでしょうに、その辺はどうなっていたのかな?

    作者からの返信

    この頃になると民間人の登用が始まってたために「自前でプロ雇って全員ウチで食わせっから弾だけくれ」のマーガレットの提案はわりと渡りに船だったみたいです。
    まあ普通は……完全に「私兵」ですし、現実で言ってしまえばヤーさんの組長が入隊したところでその構成員を当てにした計画なんて立てないでしょうが、かなりメタクソ焼き払われたせいでそんなことも言ってられなくなったようですね。

    火事場泥棒系の犯罪(文字通りの壊滅地域からの泥棒から民間人登用者の武器兵器持っての脱走・敵国の仕業に見せかけた犯罪)はかなり多発していました。
    ラッド・マウス大佐はその辺で忙しく、マーガレットが入隊後に構えなくなってました。

    関連では、
    武器兵器持っての脱走→武装集団化などは、例えば大尉(当時中尉)がぶつけられて殺す(12話)。ジュスティナが逮捕や摘発で接する。
    無貌になる前のメイドが自国民からの監禁被害に遭う……などでしょうか。

    編集済
  • 大佐がねっちょりし始めた…。

    マーガレット、立派だった。

    作者からの返信

    更にここから大尉に近付いてもう一度脳破壊されます!やったね!

    こんな子が……どうして……