第163話魔幻獣十二魔人からの宣告
僕達は気持ちも新たにする事が出来た。
でもここからだ。
ここからどうやって竜也の元まで辿り着くのか。
「みらい君!ここからはあいつらの仮に仲間だった私が力を貸すわ!」
ベレッタさんはほろ酔いではあるのだろうけど口を開いてくれたんだ。
「いいんですか??」
「もちろんよ!そして案内をしないとね?」
「ええ!ベレッタさんありがとうございます!今度は僕達の方から奴らを倒しに行こう!!」
僕のその声に皆うなづいてくれる。
こうして僕達は魔幻獣十二魔人のアジトへ向かう事に。
◇
◇
◇
ベレッタさんは皆を見渡すとその口を開いたんだ。
「いい?じゃあこれから説明していくわね?」
「「はい!」」
「じゃあ…魔幻獣十二魔人の場所は…実はこのフォーゼンボルグの地下…そこに古代からとある遺跡があるの…そこから遥か地下にアジトはあるの。」
「ええっ!!??そんなわかりやすい所に??」
僕はついそう叫んでしまう。
「そうよ…勘のいい者ならここの魔導協会があって牛耳っていた事からは分かるわよね?」
「確かにそうだが…ここにあったとは、私も全く想像つかなかった。」
「お兄ちゃん…まあ一先ず聞きましょ?」
「そうね…でもね…この地下に広がっているのは言わば要塞…だけど問題が一つあるの…。」
「問題ですか??」
「ええ…この地下にあった。という現実は今ではどうなってるのかは行ってみないと私も今では分からないってことよ。」
「そっか…確かに今は分かりませんよね?」
「なら…行ってみるか……。」
らいとはそういうがどうしたものか。
「ここはでは別行動した方がいいかもね?」
「そうかもね?」
「「誰だ!!??」」
僕達がそう声の主の方を見ると。
そこに、突如現れたのは。
闇から現れたそいつ。
魔幻獣十二魔人の一人『闇犬』いやラディスの姿。
「ラディス!!??貴様。」
叫ぶラージに僕達も身構える。
「フン!僕がここへ来たのはね…我々もこんなにボロボロにされてしまうと黙っていられないんたんよ?それはどういう事か分かるよね?」
「なにっ!?」
「もう竜也さんを君達が怒らせちゃうからさ!今ではもうこんな世界はいらないから一度住んでるもの達を皆殺しにしろと命令がくだったんだ。」
「なにっ!?そうはいかないぞ!?」
「ラージ…お前久しぶりだがどうしてそっち側のコマになってるんだ?」
「貴方は元上司の様な人だ…だが今の僕は正義の光だ!!」
「フン!そんな事知るかよ!?僕達の邪魔をする奴は死ぬだけだ…。」
ラージは剣を抜く。
「ん?俺とやるってのか??」
「そうだ!!でも僕は甘くない!!はぁぁぁーーっ!!」
ラージの剣がラディスを狙う!!
ラディスは紙一重で剣を交わす!!
そしてラージは剣を握り返し下から振り上げる!!!
「これならどうだ!!」
その時!!
ガキン!!!
ラージ
の剣を足で押さえつけるラディス。
「くっ!?」
「くくっ…くっくっく………まあいい。」
ラディスの動きはあのラージの攻撃をもかわしおさえる。
「お前……。」
「聞け!愚かな者共!!僕達はこれから世界を潰す…これは脅しでは無い。」
フッとラディスは片手を上げると各地の映像が転々と現れる。
「それは!?」
「くっくっく…これから世界中に竜也様が魔物達をぱら巻く…混沌の世界となるだろう。」
そう言うと画像の中に次々と現れる魔物達。
「あ!ああっ!!??」
僕の声にラディスは笑い出す。
「あはっ!あははっ!!どうだ!?これから世界は絶望の世界へとかわるーーーーー!!!」
「な!何をしてる!!??」
「くっ!!?」
「らいとさんっ!!!??」
「くそっ!!??飛鳥!!いくぞ!!」
「はいっ!!!!!」
シュンッと飛び出すらいとと飛鳥ちゃん。
今一番早く移動と行動出来るのはあの二人だった。
するとラディスは笑みを浮かべながら。
「いいか?これから世界は破滅する!!お前達にも救えない世界!!どうするどうする!?」
「くそっ!!ラディス!!!」
ガキン!!!
「フン!!いいのか!?あの二人だけで全世界にばら蒔いた魔物共を倒し世界を救えるのか!!??」
「くっ!!どうしたら…。」
するとラディスは口を開く。
「さぁ…僕も行こうかな。あ!そうだ!僕はそうだなぁ…ドリームソレイユにでもいって君達誰かが来るのを待ってるとしよう。」
するとラディスは闇を作り空間を開く。
徐々に空間に消えていくラディス。
「じゃあ、せいぜい頑張ればいいよ。」
フッと消えるラディス。
「みらい君…私達も急ごう。手分けをしよう!」
「うん!僕は…あいつ……ラディスを追うよ。」
僕の中はラディスを許せない感情で溢れていたんだ。
◇
◇
◇
遂にラディス…魔幻獣十二魔人からの世界破滅への宣告。
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