第159話マリンベル沈む。
レイオール視点。
オイラに襲いかかる偽マリオン様の水の散弾銃。
オイラは今。
不思議と冷静だった。
オイラは一度…自分の不甲斐なさで死んだんだ。
そして皆はオイラを生き返らせようと。
親父お袋…ベレッタさん………そして。
レーミア!!!!!
オイラは…彼女から愛と……そして。
「力をもらったんだ!!!はぁぁぁーーーっ!」
オイラの身体は跳ね上がる!!!
「なにっ!!??」
瞬時に弾を交わしたオイラに驚く偽マリオン様
。
オイラの身体は今不思議な事になっていたのだ。
それはどういう事なのか。
それは!!
「うぉぉぉぉーーーっ!!」
オイラの身体はなんと。
チャポンッ………。
そう。水と化したのだ。
「くっ!?なんだ今のは!!??」
偽マリオン様は更に攻撃の手をゆるめない。
ダダダダダ!!!!!
無数の水の散弾銃がオイラに向かって放たれた!!!
「よし!!これならお前もかわせまい!!?」
「レイオールさん!!」
「大丈夫だ!レーミア…。」
ジャポンッ。
「えっ!?」
散弾銃がオイラの身体にヒットする!!!
ドポンっ。ドぷんっ。じゃぽっ。
「はぁぁぁっ??なんだそれは!!??」
偽マリオン様は叫ぶ!!!
「ん??オイラの身体は液体になった。」
「なんだそれは??ふざけやがって!!ならば!!!」
偽マリオン様は更にオイラに撃ちまくる!!
「これなら!!ポイズンショット!!!」
どぼんっ!じゃぶっ!!ずぶっ。
更にオイラの身体に飲み込まれていく銃弾。
「ククク……今度はどうだ??毒の散弾銃だ。」
オイラの身体は紫に変色し始める。
「あーっはっはっは!!一度お前を殺した毒だ!!!!!どうだ!!!」
「…………んーーーーー。うりゃっ!!」
びしゃっ!!!
オイラの身体から一切の毒が綺麗に水に押し出される。
「偽のマリオン様!!オイラはもう毒じゃ殺せないぞ!!!」
「おおっ!!!」
「凄いわレイオールさんっ!!」
「くそっ!!??どうする!!あいつ、レイオールは何かヤバい気がする…うわぁぁぁっ!!」
偽マリオン様はジリジリと水に逃げようとしているようにオイラには見える。
「う…うわぁぁぁっ!!竜也様ーーーーーっ!!」
偽マリオン様は海中へ逃げようと慌て始める!
すると。
どこからともなく何者かの声が聞こえる。
(お前………これは俺のゲームなんだ…逃げ出す?)
「何だこの声は!!??」
「レイオールさん!あそこ見て!!」
オイラが空中を見るとそこには映像が見える。
そしてそこに映っていたのは多分…今偽マリオン様が叫んだ竜也とそしてそこに映っていたのは。
「みら!!!なぜお前がそこに!!??」
「レイオール!!ごめん!僕今コイツに捕まって…て。」
「なにっ!!??今助けにいくぞ!!」
オイラは画像に向かって思い切り飛んだ!!
「フン!!僕はもうこのゲームにも飽きたよ。」
竜也は片手を上げる。
すると海は荒れ始め皆様驚きの表情になってしまう。
「ヤバい!!海が!!??」
「レイオール!!」
「ベレッタさんっ!!??」
「この力は危険だ!!!皆連れてこの地から逃れるぞ!!!」
「くっ!?仕方ねぇ!!皆の生命最優先だ!!」
「レーミア!!アイツを呼べるか??」
「はい。」
レーミアは祈り出す。
その光景を見る。
そして海から突然巨大な津波が!!??
するとレーミアに突然海から飛び出した偽マリオン様が襲いかかる!!!
「えっ!!??」
「うぉぉぉーーーーっ!!レーミア!!!」
オイラは水化する!!!
そしてレーミアを抱き寄せ偽マリオン様に向け放つ。
「さよなら…マリオン様。サーペントソード。」
偽マリオン様に向けて放たれたオイラの身体から飛び出した無数の針は奴の身体をとらえ。
そしてオイラ達。
海から迫っていた津波はオイラ達。そしてこの街マリンベルを。
飲み込んだ。
◇
◇
◇
「レイオーーーーーール!!??レーミアちゃん!!??ベレッタさんっ!!??くっ!!」
僕の目の前で皆が…そして。
街が飲み込まれたんだ。
「ふ……ふふ…………。」
「……………………。」
「あーっはっはっはっは!!!!!」
「………………。」
「なんだよ!!これは最後に引き分けかなぁ???」
「……………。」
「なんだよ!みらい君??僕はやっとこれで負けでは無くなったみたいだねぇ!?」
「…………。」
「いいだろ??ゲームなんだし僕だってずっと負け続けなんていやだよ??僕の気持ち分かるだろ??」
「………る。」
「んーーー??る??るってなんだい??」
「……うる。」
「うる??何を売るって言うんだい??」
「うる……さい!!!」
「ん??何言ってるか分からないなぁ??」
「うるさい!!お前は黙れ!!!!!」
僕の身体から力が吹き出す!!!
◇
◇
◇
レイオール達はどうなってしまったのか!?
ついに怒り最高潮のみらいは!?
お読み下さりありがとうございました。
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